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平成26年度地方財政審議会(2月17日)議事要旨

日時

平成27年2月17日(火)10時00分〜12時05分

場所

地方財政審議会室

出席者

(委員)神野 直彦(会長) 中村 玲子 鎌田 司

熊野 順祥 小山 登志雄

(説明者)自治税務局都道府県税課 課長補佐 篠崎 智洋

自治税務局市町村税課 理事官 廣瀬 広志
自治税務局企画課 税務企画官 村上 浩世

議題

(1)平成27年度税制改正(地方税関係)について
 今回の議題は、車体課税関係及びたばこ税関係の平成27年度税制改正について、説明を受けるものである。

(2)静岡県法定外普通税「核燃料税」の新設(更新)について
 静岡県の法定外普通税の新設(更新)について総務大臣に協議があったものであり、総務大臣が同意するに際し、地方税法第260条の2の規定に基づき、審議するものである。

(3)島根県法定外普通税「核燃料税」の新設(更新)について
 島根県の法定外普通税の新設(更新)について総務大臣に協議があったものであり、総務大臣が同意するに際し、地方税法第260条の2の規定に基づき、審議するものである。

(4)宮城県法定外目的税「産業廃棄物税」の新設(更新)について
 宮城県の法定外目的税の新設(更新)について総務大臣に協議があったものであり、総務大臣が同意するに際し、地方税法第732条の2の規定に基づき、審議するものである。

(5)太宰府市法定外普通税「歴史と文化の環境税」の新設(更新)について
 太宰府市の法定外普通税の新設(更新)について総務大臣に協議があったものであり、総務大臣が同意するに際し、地方税法第670条の2の規定に基づき、審議するものである。

資料

議題(1)関係
 ・説明資料1PDF
 ・説明資料2PDF

議題(2)関係
 ・説明資料PDF
 ・参考資料PDF

議題(3)関係
 ・説明資料PDF

議題(4)関係
 ・説明資料PDF

議題(5)関係
 ・説明資料PDF

要旨

I 議題「(1)平成27年度税制改正(地方税関係)について」

標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。

(主な内容)

<車体課税関係>

○今後の議論としては、自動車取得税の廃止に伴う議論、グリーン化特例の議論と二輪車の議論の3点か。
→平成28年度税制改正に向けての大きな柱は、環境性能割の仕組みであり、併せて自動車税と軽自動車税のグリーン化特例をどう仕組むかという点である。

○平成27年度与党税制改正大綱にある「自動車をめぐるグローバルな環境」は中国やインドの急速な環境破壊を指すのか。「課税のバランス」は他の環境目的の政策減税に比べ自動車関係税の減税率が異常に高いことを指すのか。
→与党の文章なので解釈を示すことはできない。立場によって受け止め方は様々であり、平成28年度以後の税制改正において、様々な議論がなされるものと認識している。

<たばこ税関係>

○旧3級品に使われている葉たばこの品質をこのままにしたまま、価格だけ引き上がるのはよろしくないのではないか。
→技術的なことは承知していないが、何らかの対応を検討すると聞いている。

○刻みたばこなどの税率引上げの話はないのか。
→今年は、刻みたばこ等の紙巻たばこ1本への換算グラム数の見直し(現行2gを1gへ)についての要望もあった。

○海外と比較して税率を論じるというのであれば、たばこ税も千円くらいに引き上げなければならない。

II 議題「(2)静岡県法定外普通税「核燃料税」の新設(更新)について」、議題「(3)島根県法定外普通税「核燃料税」の新設(更新)について」、議題「(4)宮城県法定外目的税「産業廃棄物税」の新設(更新)について」及び議題「(5)太宰府市法定外普通税「歴史と文化の環境税」の新設(更新)について」

標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な内容)

○静岡県及び島根県の核燃料税について、両県とも先行する他道県の核燃料税と同様の更新内容(税率17%へ引上げ、出力割の導入)となっている。各道県の原子力発電所の状況は、その立地時期や発電用原子炉の熱出力等に違いがあるにも関わらず、同じ税率や課税方式を採用するのは、県として主体性がないようにも感じられる。

○宮城県の産業廃棄物税について、特別徴収義務者となる最終処分業者は中間処理事業者とどのように区別されているのか。
→県の産業廃棄物税条例上、特別徴収義務者となるべき最終処分業者は、産業廃棄物埋立事業の開始時に、申請書を知事に提出して特別徴収義務者としての登録を受けることとされ、交付を受けた証票を提示することとされている。

○太宰府市の歴史と文化の環境税は、駐車時間にかかわらず駐車1回につき課税するとのことであるが、例えば数分駐車しただけの場合に数百円の税負担を求めるのは税率が高いようにも感じられる。市はどのような考えで税率設定しているのか。
→駐車1回につき50円〜500円の税負担を求めるものであるが、税率は自動車の乗車定員によって差が設けられている。例えば乗車定員10人超29人以下の自動車であれば300円の負担とされ、1人あたりに換算すると、その負担が数十円程度となるように設定されている。

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