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会見発言記事

総務副大臣 初登庁後会見の概要

平成25年10月1日


 10月1日の総務副大臣の初登庁後記者会見の模様です。冒頭、関口総務副大臣及び上川総務副大臣からご挨拶した後、抱負と政策課題、所掌、道州制等について、関口総務副大臣及び上川総務副大臣が質問に答えました。


冒頭発言

(関口副大臣)
 この度、総務副大臣、また、内閣府担当の副大臣を拝命いたしました関口でございます。簡単にという話でございましたのですが、選挙区は埼玉選挙区、当選3回であります。総務の方はいろいろな形で委員会にも配属させていただき、その前までは、参議院の国対委員長代理をさせていただいて、いろいろお世話になりました。よろしくお願いいたします。
(上川副大臣)
 皆様、こんにちは。昨日、総務副大臣を拝命をいたしました、静岡1区選出の上川陽子と申します。私は5年前に総務省の大臣政務官を拝命をいたしまして、今回の所掌におきましても、そちらの方もカバーをするということでございます。総務委員会の委員としての活動、その他、これから新藤大臣をしっかりと支える役割ということでございますので、関口副大臣と御一緒に、一生懸命仕事をしてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

質疑応答

抱負と政策課題

問:
 総務省記者クラブ、幹事社の読売新聞の高田と申します。よろしくお願いいたします。まずは、両副大臣、御就任、おめでとうございます。  それでは、着任に当たりまして、今、一部述べられましたけれども、総務行政にあたるに当たっての抱負とですね、特に今、もし、総務行政にお二人とも通暁されているということですので、特に御関心を、これに注力したいというようなですね、何か政策課題というものがもしございましたら、併せてお聞かせいただければと思います。
答:
 (関口副大臣):私は3期8年有余、埼玉県で県議会議員を務めておりました。地方行政にも携わってきた一人でして、その当時から、税の配分の問題ですね。国と地方の配分。実際の仕事の内容は、地方が6で国が4と。その逆の税の配分になっているので、少なくともフィフティ・フィフティまではもっていきたいというような話を一生懸命訴えて取り組んできた一人であります。その流れの中で、3兆円規模の税源移譲が行われる中で、今、5.5の4.5になってきたということで、この目標に向かってですね、地方を元気にさせる意味においても、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。  それから、新藤大臣が抱えております様々な課題についてもですね、しっかりと、補佐しながら取り組んでいきたいと思っております。挙げたらきりがないので、この辺にとどめておきます。
答:
 (上川副大臣):ただいま、新藤大臣の下で初の顔合わせをさせていただくことができましたが、大臣室の一番の正面には、明治以降の日本の基本的な枠組み、この国の形を本当に創成したスタートのときの大久保利通公の額が、揮毫されている額が掲げられております。御承知のとおり、為政清明というこの額でございます。そこでちょっと写真も撮らせていただきました。政治に志す者、かかわる者については、心が明るく、そして澄んでいなければいけないと、こういう強いメッセージを掲げられて、この国は今に至っているということでございます。  私も、この総務省の方にこの度副大臣として仕事をさせていただくというときに、この総務省の前身であるこの国の形をつくり上げてきたその当時の維新の時代の功労者の皆さんの志というものを、これから将来につなげていくということを、改めて意識をしながら頑張っていきたいなというふうに思っております。  総務省は、あらゆる分野で総合的に国民の皆様の幸せづくりのための総合プランナーというような立場であるというふうに理解をしておりますので、そうした官僚の皆さん、そして大臣の下で、安倍政権のこの国の形をしっかりと前進させていくためのあらゆる取組については、しっかりと責任をもってかかわることができるように頑張ってまいりたいというふうに思っておりますので、特段、特別にこの項目ということについて、今の段階では、むしろそこのところは、ある意味では白紙の状態でしっかりと臨んでいくということで、今日、この場に立たせていただいております。

所掌について

問:
 共同通信の蒔田ですけれども、確認ですが、お二人の所管の分け方というのをちょっとお聞かせください。
答:
 (関口副大臣):私が地方の行財政、更に消防の方を担当いたします。地方全体ですね。それから、内閣府の方の所管する地方分権、地域活性化、道州制に関するのを担当することになっております。
答:
 (上川副大臣):私の方は、人事行政、そして行政管理、行政評価、統計、情報通信、放送行政、郵政行政に関することということであります。さらに、内閣官房の事務のうち、郵政民営化に関することということにつきましても、担当をするということでございます。

道州制について

問:
 日本経済新聞の天野と申します。1点。今、やはり長期的な行政課題としてですね、道州制というのがあります。お二方、その道州制にはどういったスタンスをこれまでもたれてきたのか、教えていただけますでしょうか。
答:
 (関口副大臣):道州制の問題はですね、我が党でもいろいろな意見があるというのは事実であるかと思います。これからこの道州制に向けて、今、与党の中で議論を進めているという段階になっているかと思いますが、その推移をしっかり見守っていきたいと思っております。
答:
 (上川副大臣):道州制につきましては、日本の国の本当に形そのものにかかわる大変大きなテーマであるというふうに考えております。その方向に進むに当たっての一番大事な部分として、基礎自治体というものを、どのような形でしっかりとしたものにしていくか、ということについては、並行して進めていかなければならないというふうに思っておりまして、そういう意味で、今、道州制の議論は、党の方でもこれまでもJファイル等で掲げられてきたことでございますし、その議論の中で、私も特に、基礎自治体の大切さということを訴えてまいりましたので、これからそういった議論も、大いに国民の皆様も交えて進んでいくようにしてまいりたいなというふうに思っております。

閣僚経験を経て副大臣を引き受ける気持ち

問:
 朝日新聞の岡本と申します。上川副大臣にちょっと聞きたいのですけれども、以前、閣僚を御経験されていると思うのですが、今回、副大臣ということで政府の方に来られたということについての、閣僚経験者が副大臣ということをお引受けになるときのお気持ちといいますか、聞かせていただければと思います。
答:
 (上川副大臣):今回、私にとりましては思いがけない御指名でございまして、私も政治ということで志してから丸10年というこの非常に大切な時期に、こうした全国の一人一人の国民の生活に係る所掌の中でのところに副大臣の職を得ることができたということは、大変有り難いことだなというふうに思っております。初心に返ってというのが、昨年の12月の総選挙のときの思いでありましたので、過去、そうした有り難い大臣職ということではございますが、新たなスタートという意味で、私も初心の中で、一から、真っ正面から見据えて頑張っていきたいと、こういう思いであります。

希望について

問:
 あと一つ、確認だけさせてください。お二人のこれは御希望どおり、総務省に赴任になったということでよろしいでしょうか。
答:
 (関口副大臣):私は今まで、役職に関しては、希望を出したこと、一回もありません。党の役員人事も含めて、委員会の所属もそうですけれども。そういう姿勢は一回も執ってとっておりません。適材適所で選んでいただいたのだなと思っております。
答:
 (上川副大臣):申請、自分の希望ということについて、今回は全くございませんで、昨年のとき、選挙の後に1回希望を聞かれましたけれども、今の段階で再度ということは、私の場合にはございませんでしたので、そういう意味で、今回の人事につきましては、本当に驚いて受け止めさせていただきました。
問:
 ありがとうございます。ほかになければ、よろしいでしょうか。それでは、どうもありがとうございました。
答:
 (関口副大臣):よろしくお願いいたします。
答:
 (上川副大臣):よろしくお願いいたします。

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