会見発言記事

　皆様、おはようございます。
　今朝、官邸で、閣議、閣僚懇がございました。特に当省関係の発言はございませんでした。

　私からは、特に冒頭発言はございません。

全国都道府県知事会議

問：

　日本経済新聞の学頭です。幹事社から1問御質問させていただきます。平成26年度の政府主催の全国都道府県知事会議が、本日7日官邸で開催されます。安倍内閣が地方創生を最重要課題に位置づけてから、初めての開催となりますが、どのような議論を期待されますでしょうか。
　一方、地方創生関連法案が6日、衆院を通過しましたけれども、民主党などは反対しました。本来、与野党が一致して取り組んでもいいテーマではないかと考えますが、課題はどこにあるとお考えなのかお聞かせください。

答：

　本日、全国知事会議を開催いたします。
　安倍内閣の最重要課題でございます地方創生につきまして、地方自治の現場で取り組んでくださっている知事の皆様から、直接、生の声を伺うということは大変重要でありまして、私も含めて出席をしてくださる関係閣僚の皆様にとっても、良いチャンスであると考えております。
　地方の実情を踏まえて、活発かつ率直な議論が展開されることを期待いたしております。
　それから、民主党からも対案が出るという形で、国会で議論が展開されております。今国会は、総理が9月29日の所信表明演説におきまして「地方創生国会」と位置づけたところでありますので、与野党で様々な視点から活発に議論が交わされるということは、大変意義深いことだと思っております。
　政府といたしましては、一日も早く地方創生関連法案が成立する、そのために精一杯努力を続けてまいりたいと思っております。

ゴルフ場利用税

問：

　時事通信の村山です。ゴルフ場利用税についてお尋ねします。先日、国会でも、その在り方について議論がありましたけれど、ゴルフ場利用税についての大臣のお考えをお聞かせください。

答：

　ゴルフ場利用税につきましては、党におりましたときから、様々な方からそれぞれの立場での御要望を伺ってまいりましたが、ただ、ゴルフ場利用税につきましては、税収の7割がゴルフ場所在の市町村に交付されております。特に財源的に大変厳しく、また、山林原野の多い地域の大変重要な財源になっております。
　そしてまた、ゴルフ場が設置されている市町村におきまして、アクセス道路の整備や維持管理、山間部が多ございますので地滑り対策ですとか、ゴミ処理、それから、農薬や水質調査などの環境対策、いずれもゴルフ場関連の行政需要に対応する、また、地域振興を図っていく、そういう意味で、使途も含めて非常に大切なものであると私は考えております。

次世代の党が提供する放送番組

問：

　共同通信の江藤です。次世代の党がですね、沖縄のコミュニティFMで、党がスポンサーの番組を始めるというふうに発表しました。放送法は、放送の不偏不党を掲げていまして、番組に政治的な公平さというのを求めているのですけれども、一つの党が番組を持つことがですね、放送法に抵触する可能性も出て来るのではないかなと思われるのですが、大臣の見解をお願いします。

答：

　放送法は、第1条の目的で、放送事業者による自律の保障を基本としております。
　これを受けて、放送番組編集の自由を保障した上で、放送番組の編集に当たって政治的に公平であることなど放送番組編集準則などについても、放送事業者の自主・自律的な取組によって担保される、こういう立て付けになっております。
　そういう意味では、放送法の趣旨を踏まえますと、総務省として個々の番組についてのコメントは差し控える、これを基本としておりますので、放送事業者におかれまして、放送法の枠組みにのっとって、自主・自律の下で政治的な公平の確保、これをしていただけるとありがたいと思っております。
　特に具体的に、次世代の党の番組について、何かを申し上げるということはございません。

NHKのインターネット実施基準要綱

問：

　すみません、時事通信の橋本です。先日、NHKの方からですね、放送法改正に伴って、インターネット活用業務に対する実施要綱案が出されて、認可申請されたと思うのですが、それに対して、民放各社からですね、民業圧迫につながる可能性があるのではないかという、懸念の声が上がっていると思うのですが、その点についてコメントいただきたいと思います。お願いします。

答：

　私が知り得る限り、現時点でNHKから、実施基準案の認可申請はなされていないと承知しておりますので、特にコメントすることは差し控えたいと思っております。申請を受けた段階で、改正放送法の規定を受けて適切に対応させていただきます。
　
　皆様、今日、大変申し訳ないのですが、この後、叙勲の伝達式がございまして、短い会見になりましたがお許しください。
　どうもありがとうございました。