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会見発言記事

高市総務大臣閣議後記者会見の概要

平成27年7月3日

冒頭発言

 皆様、おはようございます。
 今朝は、官邸で、宇宙開発戦略本部、閣議、閣僚懇がございました。

【G7情報通信大臣会合(1)】

 冒頭に、来年の「伊勢志摩サミット」の関係閣僚会合として、「G7情報通信大臣会合」を開催することとなりましたので、報告させていただきます。
 本日の閣議において、内閣官房長官から、「G7情報通信大臣会合」については、「香川県高松市」で開催するとの御発言がございました。
 我が国で「G7情報通信大臣会合」を開催するのは、初めてのこととなります。
 私としましても、美しい自然に恵まれ、ICTを利用した全県的な遠隔医療ネットワークを導入するなど、情報通信分野の先進的な取組が行われている高松市において「G7情報通信大臣会合」を開催できて、喜ばしいと考えております。
 また、このような会合の開催を通じまして、地方創生にも貢献してまいりたいと考えています。
 総務省としましては、情報通信大臣会合を含め「伊勢志摩サミット」を成功させるために、関係省庁や自治体とも連携しつつ、全力で取り組んでまいります。

【ITU創設150周年記念の作文コンクール】

 次に、中学生を対象とした作文コンクールの実施について申し上げます。
 今年は、電気通信に関する国連の専門機関であります国際電気通信連合(ITU)の創設150周年に当たります。
 総務省では、これを記念しまして、若い世代の方々にITUに対する理解を深め、通信の未来について考えていただくことを目的として、中学生を対象に作文コンクールを実施します。
 この応募期間は、本年の8月1日から9月17日まででございます。最優秀受賞者1名には、なんと、副賞としてスイス・ジュネーブにございますITU本部を訪問していただく予定でございます。
 ICTは日進月歩で発展しておりまして、今後も私たちの通信の利用の姿というのは、大きく進化していくと考えられます。
 そこで、作文のテーマにつきましては、通信の未来について柔軟な発想で考えていただきたく、「20年後の情報通信の姿」としたいと考えております。
 日本全国の中学生の皆様から、夢とアイデアに満ちた多数の力作が応募されることを期待いたしております。

 私からは、以上でございます。

質疑応答

報道機関への圧力を求める発言

問:
 幹事の時事通信から1問お願いします。先週、自民党の若手議員が集う勉強会において、報道機関への圧力を求めるような発言がありました。今週もその勉強会に出席した議員の一人が、同様の趣旨の発言を繰り返して、与野党に波紋が広がっている状態だと思います。放送行政を担っています大臣の立場から御覧になって、今回の件をどう受け止めるのかというのが1点で、更に、安全保障法制など、今国会、まだ重要な案件が残っているわけですけれども、国会への影響についてもお聞かせください。
答:
 本件につきましては、官房長官も申し上げているとおり、党の方でしっかり対応されていると考えています。
 いずれにしましても、憲法及び放送法で保障される放送による表現の自由、それから、放送番組編集の自由というのは、当然守られなければなりません。
 それから、国会日程についてでございますけれども、これは国会でお決めいただくべき事柄でございますので、総務大臣としてはコメントを差し控えさせていただきます。
 

総務省テレワークウィーク

問:
 東京新聞の安藤と申します。いろいろな働き方が、各省庁「ゆう活」とかが始まっていますが、総務省さんで来週またテレワークの強化週間ということで、どんな期待をされるかというか、大臣自身は難しいと思うのですけど、お話しいただければと思います。
答:
 総務省は、御承知のとおり、ICTを活用した働き方改革、特にテレワークの環境整備などで、ワークライフバランスを率先して推進しております。
 このワークライフバランスというのは、仕事の生産性を向上させて、真に国民のためになる質の良い仕事をしていただくために、仕事と同じくらい、一人の人間としての時間も充実していただきたいということであります。
 これにつきまして、一昨日7月1日に、私から職員のメッセージとして、省内放送をさせていただきました。
 特に「ワークライフバランス推進強化月間」であります7月から8月におきまして、具体的には、来週7月6日から10日を「総務省テレワークウィーク」としまして、7月10日までに500名のテレワーク実施を目標として、これを起爆剤として今年度中に本省職員の4割に当たります1,000名の実施を目指しています。
 出勤時間を1時間程度早める「ゆう活」なのですが、あくまでも実施が困難な職員の方を除いて、1人当たり10日以上実施するということでございます。
 私が重視していますのは、個人のライフスタイルに無理を生じさせないように、最大限配慮するということでございます。例えば、朝1時間早く来てくださいというと、子供さんを預ける保育所が、自宅の近所でまだ開所時間でないといった個々の事情もあるかと思いますから、その辺りはきっちりと配慮をしましょうということにしております。
 朝型勤務をした日の定時退庁というのは徹底していく、少し早めに退庁していただくということが大事ですので、長時間労働にならないようにするということ、それから、国会対応で帰宅が遅くなった翌日には、遅く出勤していただくということも、併せて推進していきたいと思っております。
 一昨日、「ゆう活」初日でございました。省内の状況ですけれども、各職員が早期退庁を意識したことによって、通常の日よりも勤務時間後に残っている職員はかなり少なかったと聞いております。
 

G7情報通信大臣会合(2)

問:
 NHKの大東ですけれども、先ほど発表がありましたけれども、G7の情報通信閣僚会合ですが、日本で初めてということですけれども、開催時期の見通しとですね、あと、どういう内容をですね、議論の中心として話し合っていくのか、という2点をお願いします。
答:
 「伊勢志摩サミット」は5月26日、27日に開催されるわけですけれども、閣僚会合の開催時期については、これから各国とも調整をしながら決定したいと思っております。
 これも各国と調整をした上なのですけれども、テーマとしては、ICT分野で加速している技術革新を踏まえて、イノベーションによる持続的成長、ICTの利活用による社会的課題の解決、それから、何より重要なサイバー空間の安全性確保の問題、こういったことについて議論を行えたらいいなと思っております。
 
問:
 ほか、よろしいでしょうか。では、ありがとうございました。
答:
 どうもお疲れ様でした。

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