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会見発言記事

総務大臣政務官就任会見の概要

平成28年8月5日

質疑応答

大臣政務官就任に際しての自己紹介

問:
 幹事社の産経新聞の大坪といいます。よろしくお願いします。冨樫政務官から自己紹介をよろしくお願いいたします。
答:
 (冨樫大臣政務官)はじめまして、総務大臣政務官を拝命しました、冨樫博之と申します。私の担当する職務は、地方行政、地方財政、地方税制、消防が私の担当であります。
 また、私の経歴等々、自己紹介させて頂きます。私は、秋田県の第1選挙区、県都秋田市が私の選挙区であります。ここから、平成24年(2012年)に当選させて頂いて、現在2期目であります。
 その前までは、国会議員の秘書も経験しておりましたけれども、平成7年に県議会議員に初めて挑戦して当選させて頂いて、5期の半ばまで18年間県議を務めさせて頂きました。その間、議長も経験させて頂きまして、そういう意味においては、地方行政に携わらせて頂いたという経験が、今回政務官の拝命と言うことになったのかなという思いもしております。
 心境としては、せっかく与えられた機会を、自治体、地方にしっかり光を当てるべく、総務大臣政務官を頑張っていきたいと思っています。今日の認証式など初めての経験でありますので、これから、ひとつよろしくお願い申し上げて、簡単でありますけれどもご挨拶に代えさせて頂きます。今日はどうもありがとうございます。
答:
 (金子大臣政務官)この度、総務大臣政務官を拝命しました、金子めぐみでございます。どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。
 私は、衆議院議員としては、第2期目でございますけれども、その以前は新潟市議会議員、県議会議員を務めておりましたので、その経験を踏まえまして、国政の場においても、地方分権の更なる推進、地方創生に特に力を注いで参りました。党においては、地方創生実行統合本部長補佐を務めさせても頂きました。特に、地方と地方行政に関わりのある総務省の政務官となりましたので、今後は、政務官の立場からも、地方と中央のよりよい関係、そして、なによりも地方が活性化する発展するよう微力ながら努めて参りたいと思っております。
 そういう中で私が担当いたしますのは、情報通信、郵政行政さらに放送行政でございますが、まさに地方創生もICT、この分野が大変切っても切り離せない関係になっております。こういう状況の中で、例えばですね、地方の暮らし方、ICTを利活用すること、普及することによって、今後、可能な限りでありますけれども、地方のあり方、地方の暮らし方も変わってくるのではないかと期待をしております。
 地方創生に関しては、ご案内のとおり、内閣府のRESAS(リーサス)、ビッグデーターを活用した中で、施策が立てられていますけれども、これらも、総務省としてもしっかりビッグデーターの活用を推進していきたいと思っています。加えて、働き方改革、総務省でありませんけれども、総務省としましては、例えば子育て世代や障がい者の方ですとか、それぞれ事情を抱えた方が、柔軟な働き方を実現して行くには、ICT、例えばでありますが、テレワーク等を推進していくことだと思っております。これも私は力強く進めていきたいと考えております。
 防災面においても、消防は私は担当ではありませんけれども、それぞれの地方においての災害情報伝達方式と言っていいでしょうか、その確保が地域によって、地方によって較差があるのではないかということが言われておりますので、現状を把握した上で、防災面においても取組んで参りたいと思っております。  いずれにいたしましても、高市総務大臣、そして、原田・あかま両副大臣をお支えするべく私も微力でありますが、重責を全うすべく頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 28年度の基準財政需要額の減少額は440億円程度ということですね。
答:
 (島田大臣政務官)皆さん、こんにちは。総務大臣政務官並びに内閣府大臣政務官兼務の島田三郎でございます。
 私は、主に行政監視等を専門としてやって参りたいと思っております。
 私の経歴は、ほぼ冨樫先生とかぶるわけでありますが、私自身は、15年間竹下登先生の秘書をしておりまして、平成6年に事務所を退社いたしまして、平成7年から18年間県会議員を務めて参りました。残念ながら議長までは至りませんで、参議院に当選した次第でございます。
 私ども、地方に住む者は、非常に総務省関係の仕事というものを愛し、そして大事にしております。私どもは、やはり、地方からの目線というものをしっかりと把握し、そして政策を具現化していかねばならない、そのように思う次第であります。今後とも、皆様方の御協力を重ねてお願い申し上げ、挨拶とさせて頂きます。ありがとうございます。


政務官の就任に当たり今後の抱負

問:
 幹事社から冨樫政務官から順に、今後の抱負を一言づつよろしくお願いいたします。
答:
 (冨樫大臣政務官)先程来、お話がありましたけれども、今回の参議院の選挙戦をとおしてもみても、私のところの秋田県はご多分に漏れず、少子化と高齢化、全国一位の人口減少率ということで、まさに先頭を走っているのではないかと、私はそう思います。それと同時に、若者が地元に定着できない、そういうことを考えて東京に出て大学を出る、仕事が地元に無いので帰れない。こういうような悪循環が今まで続いて来た訳でありますし、今、地方創生、それこそ経済のデフレ脱却、総理もお話しされておりますけれども、こういうことを考えると、地方が本当の意味で元気を出さなければいけない、あるいは活性化をしなければいけない、その意味で地方創生というキーワードを、そしてまた、それぞれの47都道府県等々、いろいろなかたちの中で、総合戦略的なプログラムを出しながら進めているところだと思いますし、東京一極集中でなく、地方にも移住・定住という政策を進めることは、全く理にかなったことだと思っております。
 地方が本当の意味で、元気が出なければ、デフレ脱却もままならず、このようなことを考えるときに、秋田県知事からも電話を頂きましたけれども、経済対策が閣議決定され、28兆1千億円という具体的な事業がでましたけれども、臨時国会が始まり、補正予算の審議の中で、大臣、副大臣を支えながら、一緒になって地方にしっかりと光を当て、本当の意味から元気を出せるのか、経済が活性化していくのか、先程来お話をしたとおりでありまして、やはり雇用を生んで、そしてまた新たな産業を創出して、これが好循環を生んで、それが逆に国においても、これが活性化され、デフレが脱却する好循環を生むため、地方からしっかりと腰を据えて頑張っていけるような対策を提言しながら、頑張っていきたいなと思っております。
答:
 (金子大臣政務官)まずは、地方の首長さん、そして地方議員の皆さんとしっかり連携を組み、それぞれの地域、地方には課題が様々であると思いますので、その実態をしっかり把握した上で、地方の行政がスムーズに進むように、政府の1人として取組んで参りたいと思っております。
 先ほどの話と重複いたしますが、IoTはじめビッグデータ、この分野はまだまだ可能性が大きい、地方創生という1つのテーマを考えても、地方創生の様々な施策のなかで、まだまだ切り込まなければいけない部分において、ICT等があると思っております。
 先ほどの政務官会合において、総理のお言葉に「果敢に挑戦してほしい」というお話がございました。まさに、せっかく政務官にさせて頂きましたので、私はこれまでの経験に加えて、新しい分野でありますので、果敢に挑戦して、新しい可能性を見いだしていきたいと考えております。ありがとうございました。
答:
 (島田大臣政務官)先程来からお話申し上げますように、地方の目線に立って、私どもは行動していかなければならない、そのように思っております。
 まずもって高市大臣を支え、しっかりと頑張ってまいりたいそのように強く思います。


これまでの経験をもとに力を入れて取組むこと

問:
 新潟日報の小池と申します。金子政務官にお聞きします。冒頭に担当を中心にICT、働き方改革、防災面に力を入れていきたいとお考えでしたけれども、総務委員会でご活躍されておりましたけれども、特に、これまでの経験ですとか、子育て世代という立場からして特に、力を入れていきたいことを一言お願いできますでしょうか。
答:
 (金子大臣政務官)総務委員会での私の質問は、基本的に地方創生という観点で質問をして参りました。加えて、子育てをしている立場でありますけれども、子育て世代、または女性であるとかですね、先ほども申し上げましたけれども、障がいをお持ちの方々がそれぞれの地域で暮らしやすい、あるいは働き続けられる環境という点で、私はICTの可能性を見いだしていきたいなと思っております。
問:
 秋田魁新報の相澤と申します。冨樫政務官にお伺いしたいのですが、県議の経験があったので、政務官になったような思いもあるようなことでしたけれども、県議の経験というものを政務官という立場で具体的にどのように活かしていきたいのか、秋田県選出ということですが、地方が抱える最大の課題がどういうもので、それに対して政務官という立場で取組んで行きたいかと2点お願いします。
答:
 (冨樫大臣政務官)地方議会を経験したということで、常に我々も地方の疲弊した様子を議員として実感しておりました。やはり予算の時期になれば、必ず各省庁にお願いにあがり、それぞれの団体を回りながら、各国会議員にお願いに歩くようなことが今もやられております。このようなことを通しながら、地方がもっと元気になれるようにするためには、我々も知恵を出しながら、効果的な予算配分等々をしなければならない。不交付団体のような大都市で景気のいい都市は別でしょうけど、昔は3割自治とも言われておりましたし、これを是正するべく今回そのような思いを持って臨ませて頂いているところです。
 地方の課題は、財源がないというのはもちろんでしょうけれども、秋田を通してみれば、これはそれぞれ各県によっては地域性もあるし、産業も違うのかもしれません。特に秋田県は東北であります。太平洋側は、企業が張り付いていますから、東日本大震災みたいな震災があって、復旧・復興に向かって取組んでいますけれども、秋田県側、日本海側というのは、逆にいうと企業が張り付かない。そしてまた、電力網、基幹送電線がぜい弱なため、企業が来られない。公共事業等々も遅れているわけであります。高速道路も東北自動車道から秋田自動車道までは一本で通っておりますけれども、背骨になる東北中央自動車道ですとか、まだまだやっと事業が着工して、ミッシングリンクがあるのが日沿道の方ですから、インフラ整備ができて、初めてテーブルに乗れるようなところもあるのです。そして観光というところも含めて、それから、もう一つ物流関係を含めて、港と空港と高速道路、これがないと地方はなかなか厳しいのではないか、こういうことについても、総務大臣政務官としても頑張って行きたいと思っております。
問:
 よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。
答:
 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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