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会見発言記事

総務大臣政務官就任会見の概要

平成29年8月7日

冒頭発言

【大臣政務官就任の挨拶】

(小倉政務官)
 この度、総務大臣政務官を拝命いたしました小倉將信と申します。主な担当は、地方行政、地方財政、地方税制、そして、消防となります。
 簡単に自己紹介を申し上げます。国会議員になる前は日本銀行の職員として働いてまいりました。現在、当選2期目でございます。私の担当は、地方自治ということでございますが、アベノミクスももう5年目ということで、やはり重要なのはローカルアベノミクス、これを徹底的に実行することだというふうに思っております。
 もちろん、地方の方にも豊かさの実感をしていただくと同時に、やはり地方にはGDPをはじめとする経済指標に現れない豊かさや、あるいは経済的な基盤というものも有しておりますので、そういったものを波及させることによって、日本全体が豊かになっていけるような、そういう仕事を貫徹していきたいなというふうに思っております。
 もちろん、人口減少は大きな問題であります。これにつきましても、もちろん地域の人口を維持していくことも重要でありますけれども、やはり総務省は情報通信も担当している部署でもございます。ICTを徹底的に活用し、人口減少していても豊かな地域を維持できるような、そういった政策というものもしっかりと考えてまいりたいというふうに思います。
 私の自己紹介は、以上であります。ありがとうございます。


(小林政務官)
 皆様、よろしくお願いいたします。衆議院議員の小林史明と申します。この度政務官を拝命することになりました。担当は情報通信、放送行政、郵政、そして、マイナンバー制度に関することを担当いたします。 
 内閣府も兼任ということでありますので、内閣府のマイナンバーも兼任するということであります。
 私は、政治家になる前は、情報通信会社で勤務をしておりました。そこから、地元広島に戻って立候補すると、こういうことであります。これまで、党においては情報通信政策、それ以外には、人生百年時代の特命委員会ということで、子ども保険や人生百年時代の社会保障へということで提言も、小泉さんや村井君と一緒にしてまいりました。そういったことも踏まえて、しっかり政策に取り組んでまいりたいと思いますが、両副大臣も人口減少が課題だとおっしゃられました。我々は、人口減少をチャンスと捉えて、いよいよ、この生産性をいかに上げていくかというところにチャレンジをしていきたい、こういうように思っています。
 そういう意味で、人口減少、そして、地方。こういう課題を抱える総務省としては、ICTを使って誰にもチャンスがある、こういうことを作っていくのがICTの役割だと、こういうふうに思っていますので、年齢、性別、そして、障害のあるなし、国籍、様々な方が日本でチャンスがある。こういう状況を作ってまいりたい、こういうふうに思っています。そういった中で、しっかり皆さんから御意見をいただきながら仕事を進めてまいりたいと思います。
 マイナンバーについても、まだまだ普及率が低いという課題があります。カードについては、私自身は持っておりますが、約9割の方は持っていないということでありますので、持ちたいと思える利便性・合理性を感じていただけるようなサービスを展開していくというのが使命だろうと、こういうふうに思っています。
 最後に、郵政に関しては、地域を守る重要な拠点というふうになっています。そこをしっかり活用して、地域活性化の拠点になるように頑張ってまいりたいと思います。
 以上でございます。よろしくお願いします。


(山田政務官)
 皆さんこんにちは。私、総務大臣政務官を拝命致しました、参議院議員の山田修路と申します。この総務省につきましては、地方行政、そして、郵政や情報通信、そして、行政管理などを所管しておりますけれども、私の職務は行政管理、行政評価、そして、統計、恩給等でございます。
 私は、農林水産省で30年余りにわたって行政の経験をしてきたわけであります。この間、農林水産行政というのは地方の行政とも非常に関係が深いわけでございまして、特に先程来、お話がありますけれども、人口減少の中で地方活性化をどのように図っていくか、このような観点から仕事をしてまいりました。
 総務省は非常に幅広いわけでありまして、私の所管は、先ほど言いましたような行政のあり方等でございますけれども、地方の活性化なり、そういったことにもしっかり目配せをしながら仕事をしていきたいと思っております。
 特に、地方の活性化ということで言いますと、地域の人作りというのが極めて重要ではないかと思っております。そういう意味で、いろんな方がしっかりと仕事ができるように、あるいは地方の活性化が図られるようなことが進むように、仕事をしていきたいと考えております。
 とりあえず、以上でございます。

質疑応答

政務官の就任に当たっての抱負

問:
 では、幹事社から1問。今伺ったこともかぶるかもしれないんですけど、政務官就任にあたりましての抱負、政務官としての役割、具体的な施策、何か考えているものがあれば一言ずつお願いできますでしょうか。
答:
 (小倉政務官):それでは、私からまず発言をさせていただきたいと思います。
 私の担当であります、地方自治につきましては、これまではどちらかというと、東京以外、あるいは首都圏や大都市圏以外の議員、あるいは地方議会を経てから国会議員になった議員、こういった方々が就くことが多かったと思います。 
 その点、私は出身は東京でございますし、地方議会も経験をしたことがありません。そういった中で、まずは、しっかりと皆さん方の意見を丹念に聞きながら、勉強していくことが第一ではありますけれども、それと同時に、自分だからこそできるような新しい視点も加えていきたいというふうに思います。
 地方創生というのは、我々東京の人間が必要だということも重要だと思います。
 地方の方が、地方創生が重要だというのは当然だと思いますが、むしろ地方の方々によってお支えをいただいている東京の人間こそ、地方創生が必要だ。こういったことを、訴える意義というのは非常に大きいと思いますし、そういったことをいろんな場でPRをさせていただくのも、私の役割なんじゃないかなというふうに思います。
 それと同時に、地方自治というとどうしても、地方のことが中心になりがちではありますが、しかし、都市部といえども当然自治体がございますので、私どもの担当でございます。都市部は都市部で、これから先、本格的な高齢化を迎え、高齢者が増え、非常に苦しい思いをしてくる自治体が増えるのではないかというふうに思います。
 そういった意味では、大都市部の自治体のこれから先に生じる問題をどう解決をしていけるのか。こういったことについても、フォワードルッキングに議論ができる、そういう仕事をしていきたいなというふうに思います。私からは以上です。

問:
 (小林政務官)抱負ということでよろしかったでしたっけ。
答:
 はい。
答:
 (小林政務官)先ほども申し上げてしまったところもありますが、ICTで全員にチャンスがある社会を作っていくというのが一番だろうと、こういうふうに思っています。人口が減るということでありますから、より多くの方に活躍をいただける機会を作るというのが、解決策の一つだろうと思います。
 もう一つは、我々も人生百年時代の到来ということを申し上げてきましたが、その中で、人々がいろんな選択肢を選ぶ時代になってきました。その選択肢が選びやすい環境を作っていくことができる。これは、大臣もテレワークにこだわっていらっしゃいましたが、これは、働き方の選択肢を増やすということであります。
 そういう意味では、活躍の選択肢を増やす政策をしっかりやっていく。これによって、しっかり生産性を上げていくというのが必要だろうと思います。
 一方で、人口減少をチャンスと捉えるということでありますが、長期的に見れば、この解決を図っていかなければなりません。そのためには、若者の時間的、そして、財政的、そして、精神的な余裕を作っていくことが、私は必要であろうと思います。そういう意味では、これもICT、そして、マイナンバーを活用して、より効率的な社会を作っていくことがその解決につながるというふうに思っていますので、それに準ずるような政策をしっかり取り組んでいきたいと思います。
 最後に、これまでに自民党でも行革本部で様々な提言を総務省にもしてまいりました。特に、最近あったのは、電波の有効活用、活用方法の見える化、こういったところを党側から提言をしておりますので、こちら側に来たからには責任を持ってやらなければいけない、こういうふうに思っております。
 あとは、様々な省庁が一体になりましたので、横との連携をしっかり図って、総務省一体で政策が進められるようにコミュニケーションを図っていきたいと思います。以上です。
答:
 (山田政務官)私の所管で言いますと、国、地方の行政を効率的にしていくということが大事な仕事だと思っています。これは、国の行政にしても、あるいは地方の行政にしても、ICT化を進めるとか、あるいは様々な工夫をすることによって、効率の良い行政をやっていくということが大事ですし、それから、行政評価等の役割も非常に重要だと思います。そういうことをしっかりやっていく必要があると思います。
 そして、総務省全体の話で言えば、先ほども言いましたけれども、人口減少していく中で、地方の活性化をどうやって図っていくかということが、大事な、大きな仕事であると思っています。いろんな施設を整備したりすることも大事ですけども、基本的にはそれを進める人、地方を活性化していく。これは公務員であったり、あるいは公務員でない人ももちろんいるわけですけれども、そういう人たちがしっかりといろんなアイデアを地域に提供していくということで、地方の活性化を図っていくということが、一番基本ではないかというふうに思います。その意味では、人を育てる、あるいは人を現場に派遣をするなりして、元気に地域が活動できるようにしていく。こんなことも非常に重要なことではないかと思います。これからしっかり、また勉強しながらいろんなことに努力をしていきたいと思っております。以上です。

問:
 ありがとうございました。各社さんどうぞ。よろしいですか。すみません、ありがとうございました。
答:
 (山田政務官)ありがとうございました。
答:
 (小林政務官)ありがとうございました。
答:
 (小倉政務官)ありがとうございました。またよろしくお願いします。

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