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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年7月3日

冒頭発言

 おはようございます。

平成30年版情報通信白書

 本日の閣議で「平成30年版情報通信白書」について報告をいたしました。
 今年の白書は、特集テーマを「人口減少時代のICTによる持続的成長」として、新たな価値を実現するICTの活用について、展望しています。
 具体的には、ICTを活用した新たな市場創造や生産性向上について分析をするとともに、社会参加やテレワークによる労働参加の促進を通じた多様な生き方の実現にICTが果たす役割についても検証しています。
 白書については、近日中に電子書籍版の無償公開を行うとともに、8月上旬をめどに掲載しているグラフ等の数値データをホームページからダウンロードして活用いただけるようにいたします。
 本白書が、広く国民の皆様に活用いただけることを願っています。
 詳細は、情報通信経済室へお尋ねください。


【石川県金沢市への出張】

 明日4日(水)に、石川県金沢市に出張させていただくこととなりました。
 平成28年度ふるさとづくり大賞で総務大臣賞を受賞された「シェア金沢」を視察させていただきます。
 かつて日本にあった地域コミュニティの再生を目指して、世代や障がいの有無を超えて、多様な方々が支え合い、力を合わせて暮らす街づくりを進める、この「シェア金沢」の取組は、「落ち着いて、やさしく、持続可能な社会」の実現を目指す私たちにとって、大いに参考になるものと思っています。
 詳細については、事務方にお尋ねください。


 私の方からは、以上です。

 

質疑応答

総務省の働き方改革チームが提案した「働き方改革」への対応

問:
 6月27日に、総務省の働き方改革チームが、活動報告を公表されましたけれども、大臣の受け止めと今後の対応についてお聞かせください。
答:
 私、総務大臣でありますけれども、と同時に、女性活躍担当大臣もしている中で、個々の様々な事情や制約のある人も当たり前に活躍できる、いわゆるフェアな社会の実現を目指していて、「働き方改革」はまさに喫緊の課題と認識しているところです。
 総務省では今回、「働き方」を変えたいという強い意欲を持って、自ら手を挙げてくれた職員25人が「働き方改革チーム」に参加をして、3人の優秀な大臣政務官のサポートの下で、忙しい業務の中、多岐にわたる提案を取りまとめていただきました。まずはこれに敬意を表したいと思います。
 今回、彼らから「8つの方針」と「28の対応策」の提案が行われました。
 例えば、働き方改革に欠かすことのできない幹部の意識改革を図るための「360度評価」や、自ら働き方について幹部が周囲に伝達する「働き方宣言」の導入などのほか、業務改革とか働く環境の整備に関する幅広い提案がございました。
 職員1人では提案しづらいけれども、実現すれば非常に効果の高い対応策だと、しっかり取りまとめてもらったと思っています。
 提言された対応策がすべて実施できれば、総務省は働きやすく、霞が関一魅力ある職場になると私は思います。提言の実現に向けて大臣としてしっかりサポートしていきたいと、お誓いしたいと思います。
 また、今回の総務省の取組が、総務省のみならず、霞が関の全ての省庁、そして、一般社会の全体に働きかけができて、改革の取組のきっかけになることができればというふうに願っています。
 まずは不満というのをたくさん聞きました。生々しい、上司に対する、または国会対応に対する、様々な思いを率直に述べていただいたことが非常にうれしかったし、それに対して「360度評価」というのは、上司にとっては非常に辛いものでございます。そういうのを乗り越えて、良い形で、年齢問わず、キャリアを問わず、それぞれが支え合う民主的な職場ができればいいなということを期待しています。

問:
 ありがとうございます。各社さん、お願いします。
 よろしいですか。ありがとうございました。

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