会見発言記事

　おはようございます。
　私の方から1件、ご報告があります。

【労働力調査結果】

　本日の閣議におきまして、労働力調査結果について報告しました。
　そのポイントを説明いたしますと、10月の完全失業率は、季節調整値で2．4％と、前月に比べ0．1ポイントの上昇となりましたが、約25年ぶりの低い水準で推移をいたしております。
　就業者数は、6，725万人と、比較可能な昭和28年以降で過去最多となりました。
　また、15歳から64歳の就業率も77．4％と、比較可能な昭和43年以降で過去最高となるなど、雇用情勢は着実に改善しております。
　詳細は、統計局にお問い合わせいただきたいと思います。

　以上です。


 

NHKが決定した「放送受信料の値下げ」に対する受け止め

問：

　NHKが先日、受信料値下げを決定したんですけれども、受信料値下げというのは常時同時配信の承認条件の1つにもなっていますけれども、値下げ決定に対する大臣の受け止めと、4．5％という値下げ幅をどのように評価されているか、お伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。

答：

　受信料というのは、我々総務省として、NHKに対して値下げについて検討するようにということを従来求めてきたところでありますので、そういうことを受けて、経営委員会が経営計画において値下げを盛り込んだという議決をしたこと自体は評価をさせていただきたいと思います。
　ただ、総務省としては、来年度、NHKの収支予算案について、精査して、必要に応じ、意見を付して国会に提出したいと考えておりますので、今現在、この時点で、具体的内容についてコメントすることは差し控えたいというふうに思います。
　いずれにいたしましても、NHKは、国民・視聴者からの受信料によって支えられておりますので、今後とも業務の効率化、経営ガバナンス改革には、しっかり頑張っていただきたいなと思っています。

「プラットフォーマー」に対する規制のあり方の検討体制における総務省の役割

問：

　アメリカのアップルだとか、グーグルだとか、GAFAと呼ばれる巨大IT企業に対して、規制の動き、経産省とか公取とか、総務省でも先日聴取がされましたけれども、経産省とか公取とか、三者の中で総務省の役割が見えにくくなっているような印象を受けるんですけれども、大臣としてどのような立場で、今後GAFAに対する規制などに臨むのか、総務省の役割をお願いします。

答：

　ご承知だと思いますけれども、今、有識者の検討会議で7月から、経産省及び公取と連携して開催をいたしておりまして、その検討会においては、総務省及び経産省は主にインターネット上のデータ流通環境の整備の観点、それから、公取の方は主に独禁法に基づく競争政策の観点から、互いに連携して検討を進めている状況であります。
　一方で、総務省では本年10月から「プラットフォームサービスに関する研究会」を立ち上げまして、そこで国内外のプラットフォーム事業者及び電気通信事業者における利用者情報の適切な取扱いの確保のあり方について検討を行っているところでございます。
　総務省としては、適切な利用者情報の保護を図りつつ、利用者が最も使いやすいプラットフォームを選択でき、中小企業やベンチャー企業も含めた公正かつ自由な競争環境が確保されるよう、関係省庁と連携して、必要な調査・検討を進めてまいりたい、そのように考えています。

「4K8K衛星放送」の普及に向けた取組

問：

　明日12月1日なんですけれども、4K・8K衛星放送が開始になります。放送サービス高度化推進協会の調査だと、9月時点で4K放送を視聴したいという方が4割程度という状況なんですけれども、国としても4K・8Kを推進する立場で、普及に向けてどのような取組みが必要であるか、お考えをお聞かせいただければと思います。

答：

　明日から始まりますが、開始について知っておられるという方が2割にとどまるという調査もございまして、いずれにいたしましても、周知広報が課題と認識いたしております。
　既に520万台出荷されている4K対応テレビで受信できるようになりますので、それのチューナーとか、チューナー内蔵受信機も充実する見込みですので、明日放送が開始されることと併せて、認知度は大きく向上するということを期待していきたいなと思っております。
　総務省としても、これから放送が開始されれば、皆さん方、その良さもご理解いただけると思いますので、放送事業者とかメーカーの方々と一緒になって、普及に推進してまいりたいと思っております。

大嘗祭支出に係る秋篠宮さまの御発言

問：

　秋篠宮さまが誕生日会見で大嘗祭の国費支出について疑問を呈されまして、政府を批判されました。宮内庁長官に対しても聞く耳を持たなかったと発言されたのですが、大臣のお受け止めをお願いします。

答：

　これは私の立場でコメントするものではないというふうに思っております。所管外ですので、よろしくお願いします。

問：

　なければこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

答：

　どうもありがとうございました。