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会見発言記事

石田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成31年3月12日

冒頭発言

 おはようございます。
 1件ご報告があります。


独立行政法人の「目標策定指針」及び「評価指針」の改定

  我が国が、人口減少社会への対応や、「Society5.0」の実現による持続可能な経済社会の構築など、様々な政策課題に直面している中、国の行政の実施機能を担う独立行政法人の能力を、これらの政策課題の解決のために最大限活用していくことが重要となっています。
 こうした観点から、昨年11月に独立行政法人評価制度委員会から提出された意見を踏まえまして、本日、独立行政法人の「目標策定指針」及び「評価指針」を改定いたしました。具体的には、法人の専門性を活かした地方公共団体や民間の様々な取組を支援することなどを目標策定の視点に加えるといった改定を行っています。
 これを受けまして、本日の閣僚懇談会において、私から各大臣に対し、今般の指針改定の趣旨を踏まえ、積極的な取組をお願いする旨の発言を行いました。  詳細については、行政管理局にお問い合わせいただきたいと思います。


 以上です。

質疑応答

「賃金構造基本統計調査」に関する調査・検証

問:
 厚生労働省の賃金構造基本統計に関して、先週、大臣会見後に詳細が公表されました。これを読み込むと、例えば郵送調査について、現場は幹部に報告していたということになっています。一方で、幹部の方は覚えがない、聞いた覚えがないというところで、現場の発言と幹部の発言が異なっている状況など、突き詰めれてない部分が多々あったという感じがします。この調査で、現状打ち止めということでいいのでしょうかということを、改めて大臣にお伺いしたいと思います。
答:
 今回の調査では、ヒアリングとか資料の検証によって、関係者の認識や行動、「仕事のやり方」の問題点を大要把握できたものと思っています。報告書の内容は、仕事のやり方の問題を検証するという目的に照らして、必要かつ妥当なものであったと考えています。
今後は、厚生労働省において、今回の調査結果、あるいは統計委員会の議論を踏まえて、万全の再発防止策を講じていただきたいと考えています。
  ただ、行政評価局としては、今後の厚生労働省の対応については、今までもそうですけれども、フォローアップしていくということは予定としてございます。
  行政評価局の検証は、仕事のやり方の問題点を明らかにすることを目的とするものでございまして、特定の個人の責任の問題を取扱うものではなかったということであります。
問:
 追加で、読んでいるこちらとすると、例えば幹部については、もう少し聞き取りを重ねた方がよりよかったのではないかと。再発防止を考える上では。あるいは、厚生労働省の方から基本的な情報が提供されなかったという、一部話もあります。そういう意味で、第三者性というのが発揮し切れなかったのではないかなと思うんですけれども、これについては、大臣改めてどう思いますか。
答:
 行政評価局自体の、今までも様々な行政評価をやってきたと思いますけれども、それと同様の手続きを踏んでいると思っていまして、先ほども申し上げましたけれども、特定の個人の責任の問題とか、そういうことではなくて、仕事のやり方を取扱うという点では十分検証できたというふうに考えています。

「リユースモバイルガイドライン」の受け止め

問:
 中古スマホについてお尋ねします。先日、業界団体が流通の促進を目指して自主的な格付けというか、評価基準を定めました。これについて、大臣に受け止めをお伺いしたいのと、それと併せて、バッテリーについてなかなか評価の基準にできなかったという経緯があるようなんですけれども、それについてご見解をお聞かせください。
答:
 民間の中古端末の関係事業者による検討会が、中古端末の格付け基準や端末内のデータ消去の方法等を定めたガイドラインを公表したということは聞いております。
  ガイドラインでは、事業者に対しまして、バッテリーについて、膨張・発熱により危険な状態となっていないかの確認を求めるとともに、その消耗度合いを確認可能な機能を有する端末について、その確認を行うことを推奨しているものと聞いておりまして、ガイドラインの策定は消費者が中古端末を利用しやすい環境に整えるものでございまして、今後も必要に応じて見直すこととされていると聞いておりますので、業界として利用者が安心して中古端末を購入し、売却できるよう、利用者のニーズ等を踏まえ、継続的に取り組まれることを期待いたしたいと思います。




問:
 ほか、ありますか。なければ終わりにします。
答:
 ありがとうございました。

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