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会見発言記事

石田総務大臣閣議後記者会見の概要

令和元年7月23日

冒頭発言

  おはようございます。
  私から1件、ご報告があります。

令和元年度普通交付税大綱別ウィンドウで開きます

  本日、各地方公共団体に交付する令和元年度の普通交付税の額を決定し、「令和元年度普通交付税大綱」を閣議で報告をいたしました。
  普通交付税の総額は、15兆2,100億円であり、前年度に比べて1,620億円の増となっております。
  今年度におきましては、地方公共団体が自主的・主体的に地方創生に取り組むための経費を昨年度に引き続き約1兆円算定するとともに、児童虐待防止対策の強化に要する経費を算定するなど、その取組を支援することとしています。
  また、東日本大震災の被災団体に対しましては、引き続き算定上の特例措置を講じまして、財政運営に支障が生じないように配慮しております。
  なお、不交付団体につきましては、前年度から8団体増加をいたしまして86団体(東京都及び85の市町村)となりました。
  今後とも、地方公共団体において安定的な財政運営ができるよう、地方交付税をはじめとした一般財源総額を適切に確保してまいります。

  以上です。

質疑応答

NHKのスクランブル放送

問:
  幹事社から2問、質問させていただきます。まず1問目ですが、この前の参院選でNHKから国民を守る党が議席を獲得しまして、政党要件も満たすことになりました。この党は、受信料を払った人だけがNHKを視聴可能とするように、スクランブル放送の導入を主張していますけれども、これは現行の受信料制度の見直しを求めるものでして、この点については様々な議論があろうかと思います。これについて、大臣のご見解をお伺いします。
答:
  選挙の結果については、コメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。
  今ご指摘のように、我が国の放送は、公共放送NHKと民間放送の二元体制のもとで発展をしてまいりました。NHKには、災害報道とか、あるいは政見放送など、公共放送の社会的使命を果たすことが求められる中で、その財源を広く国民・視聴者に公平にご負担いただく、受信料によって支える制度としてきたところでございます
  NHKの放送をスクランブル化するということは、技術的な話ではなくて、こうしたNHKの基本的な性格を根本的に変えて二元体制を崩しかねないものでございます。このような二元体制につきましては、国会で、全会一致でNHK予算が承認されるなど、これまで日本に定着してきたものであり、この点を重視する必要があるというふうに考えております。

ふるさと納税制度

問:
  2問目ですけれども、ふるさと納税に関連して、前回の記者会見でも質問が出たかと思いますけれども、ふるさと納税を巡る国地方係争処理委員会での審査に関連してですが、総務省が再答弁書を提出したことに対して、泉佐野市の方が抗議文を提出しました。これについての総務省としての見解をお伺いします。
  併せてですが、明日24日に意見陳述の機会がありますけれども、大臣ご自身がご出席されるかどうかも含めて、どのように対応されるかどうか、お伺いしたいと思います。
答:
  再答弁書につきましては、国地方係争処理委員会での先例というのを参考に、泉佐野市から提出された反論書に対して必要な意見をまとめたものでありまして、同委員会により受理されたというふうに承知をいたしております。
  また、泉佐野市も昨日、再反論書が提出され受理されたと。制度に則って受理されたというふうに聞いております。明日24日の意見陳述につきましては、総務大臣の代理として自治税務局長以下、同局の職員を指定しておりまして、同職員が対応することになるというふうに考えております。
  いずれにしても、法令に定める手続きに従って、適切に対処してまいりたいというふうに思っております。

投票率の低下

問:
  一昨日の参議院選挙で、投票率が48.80%と1995年以来の低さとなりました。有権者の半分以上が投票に行かなかったということなんですけれども、大臣の、この数字に対しての受け止めと、今後どういった対策が必要かということをお聞かせください。
答:
  前回、前々回に比べて投票率が低下して、そして、50%を切ったということ、これは非常に残念なことだなというふうに思います。。
  投票率については、天候とか、いろいろなものが影響するわけでございまして、要因を一概に申し上げることはできませんけれども、前にも申し上げましたけれども、投票というのは国民主権のもとで最も重要な基本的な権利の1つでございますので、選挙権の行使ということについて、ぜひ国民的な理解をいただけるよう、これからも各選挙管理委員会等と連携しながら、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思っています。。

問:
  ほかにありますでしょうか。では、終了させていただきます。ありがとうございました。
答:
  どうもありがとうございました。
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