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会見発言記事

石田総務大臣テレワーク・デイズ2019特別企画終了後ぶら下がり会見の概要

令和元年7月24日

質疑応答

「テレワーク・デイズ2019」の狙いと感想

問:
 オリンピックまで、あと、いよいよ1年となりました。今日の視察の狙いと、大臣が実際現場をご覧になられて、感想をお聞かせ願いたいんですが。
答:
 我々総務省は、テレワーク・デイズということでやってきていますけれども、特に今年は、あと1年後に東京オリンピックが迫って、一昨日から「テレワーク・デイズ2019」ということで進めていますが、1つ大きなものは、東京オリンピック・パラリンピックのときの通勤とか、人の問題ということになると思います。そういう意味で言いますと、ぜひ多くの企業の皆さんにこれに参加していただいて、期間中、交通の混雑が少しでも緩和できるように、ご協力をお願いしたいと思います。
 そして、今日はテレワークをネットで経験させていただきました。北海道から福岡まで、ほとんど違和感なく、会話のタイムラグも意識することなく、スムーズに経験できたと思っています。ですから、ぜひ皆さん方にも、そんなに難しいものではなくて、これを実施できるということで、各企業の皆さん方にもぜひお願いしたいと思います。
 もう1つ大きいのは、障害者の方。昨日、知事会議でもご紹介したのですが、全国、あの会社は20ぐらいですかね、都道府県に分散して、在宅で、テレワークで仕事をされています。重度障害者の方も40数名おられる。そのような働き方が現実に可能になってきたということは、私は本当にすばらしいことで、障害をお持ちの皆さんにとっては、明るい希望につながっていくのではないかと思います。
 こういうものを、私は役所の方でも、決して役所へ行かなければできない仕事ばかりではないですから、広げていくということも可能ではないかと思っていまして、ぜひこういう実態をできるだけ多くの方に知っていただきたいと思います。
 また、主婦の方が子育てをしながら、今、テレワークで仕事を続けていけるという、こういうことも体験というか、話を聞かせていただきましたけれども、こういうこともすばらしいことだと思います。それから、特に、私、前に和歌山県の白浜町のリゾートのところでもサテライトオフィスにお伺いしましたけれども、そこで働いておられる方々が皆さん、通勤ストレスがないということ。それから、アフター5が家族とゆっくりできるとか、趣味に活かせるとか、そういうような充実した生活ができているんだという話を聞かせていただきましたけれども、そういう意味から申し上げても、交通渋滞だけではなしに、従業員の皆さん方の生活、あるいは、ご家族を含めた生活というようなことを考えたときにも、これからどんどんこういうことを、企業側の皆さん方にも考えていただきたいと思います。どこででも働ける、場所を選ばない、そういう時代になってきたということを実感いたしました。

1年後に向けた意気込み

問:
 ちょうど今日で1年ということで、1年後のオリンピックでより多くの企業が参加してもらうために、意気込みですとか、政府、総務省としての政策ですとか、どのようにお考えでしょうか。
答:
 とにかく、東京オリンピック・パラリンピックのときは、交通渋滞とか、そのことが1つ大きく懸念されているわけですから、今回の取組を見ても、業務上大きな支障なく行えるということが明らかになっていくと思いますので、ぜひ、まず企業の皆さんにご参加をいただきたいと思います。
 今回、ご参加いただいているのは、昨日時点で2,364団体、延べ約64万人の方に登録いただいておりますが、まだテレワークの導入企業は約2割ということでございますので、ぜひ企業側でも導入をしていただきたい。交通渋滞という問題もありますけれども、その問題は非常に重要で我々お願いしたいのですけれども、同時に、働いておられる方々のライフスタイル、生活、そういうことを考えたときにも、これからの取組として、非常に重要な取組ではないかと思います。
 ある岡山の企業で、募集要項にテレワークが可能だと入れたら、応募がすごく増えたという話も我々お聞きしましたけれども、そういうニーズがお勤めになられる皆さん方にあるのが現実なので、企業側がそういうことをいち早くご理解をいただいて、導入を進めていただくということが重要ではないかと思います。
問:
 この1年、大事な1年になりますか。
答:
 それは、皆さん方にご協力いただいてやる。日本のかたは、「そうだね」と納得していただくと、ダッと進んでもらえることがあるので、認識の共有、こういう事実の共有といいますか、こういうことが可能なんだと。あるいは、このことによって、こういうメリットがあるんだということを分かっていただけたら、皆さんそれに向かって進んでいただけるのではないかと思っています。
 ですから、マスコミの皆さんにも是非このことをきちっとお伝えいただけたらありがたいと思います。

ご自身のテレワーク

問:
 大臣、もしご自身がテレワークするとしたら、どういうところでテレワークしたいですか。
答:
 それはゆっくりしたところでやりたいですね。
 前に自然の広がったところで、休憩のときはちょっと散歩してみたり、海もあるとか、そういうところでやりたい。前にビルがあるところではやりたくないですよね。


司会:
 では、よろしいでしょうか。以上でぶら下がり、終了させていただきます。ありがとうございました。
答:
 ありがとうございました。

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