会見発言記事
武田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和2年10月23日
冒頭発言
【
消費者物価指数
】
本日の閣議におきまして、消費者物価指数について報告をいたしました。
9月の全国の「生鮮食品を除く総合」は、1年前に比べ0.3%の下落と、2か月連続の下落となりました。
これは、宿泊料などの「教養娯楽サービス」や、電気代やガソリンなどの「エネルギー」などの下落によるものです。
なお、宿泊料の下落の主な要因は、GoToトラベル事業によるものと考えられます。
また、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」は、1年前と同水準となりました。
今後の新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、引き続き、動向を注視してまいります。
詳細は、統計局にお尋ねをいただきたいと思います。
私の方からは、以上です。
質疑応答
5Gへの期待と普及・展開に向けた取組
- 問:
- iPhoneの新機種が発売されました。人気の機種ということもあって、5G普及の起爆剤との期待もあります。大臣、改めて5Gへの期待と、あと、まだ基地局、なかなか少ない現状があるかと思います。普及促進策等お考えがあれば教えてください。
- 答:
- 5Gはご承知のように、ありとあらゆる産業、そしてまた、地域の発展に不可欠な基幹インフラになってくると思っております。
全国への速やかな展開と普及が極めて重要となってまいるわけでありますけれど、iPhoneをはじめとする多様な端末が5Gに対応することにより、ユーザーの選択肢が広がることで、5Gの利用が拡大されることを私としても期待をいたしております。
我が国では、本年3月より5Gサービスが開始されたわけでありますけれども、今年度中には全ての都道府県で5Gサービスが提供される予定となっております。
この展開に必要な光ファイバと4Gの充実した既存インフラを背景として、2023年度末には5Gの地域カバー率98%以上を達成し、世界最高水準となるよう、5Gインフラの着実な整備を促してまいりたいと思います。
我々としては、あらゆる分野や地域において5Gが浸透し、使いこなされる環境の実現を目指して、今後とも取り組んでいきたいと考えております。
「Beyond 5G推進コンソーシアム」の設置
- 問:
- 5Gの次の通信規格、6Gについて、大臣、先日の講演会で今年中に産官学のコンソーシアムを設定するというふうに発言されてますけれども、これのもっと具体的なスケジュール感等がどうなのか教えてください。
- 答:
- Beyond 5G、6Gに対するご質問だと思いますけども、これは、2030年頃の実用化が見込まれておりまして、高度なデータ流通量と活用を支える未来の基幹インフラとなることが期待されているところであります。
ご指摘のように、令和2年6月に「Beyond 5G推進戦略」を公表したところであります。この戦略に基づいて「Beyond 5G推進コンソーシアム」を設置することとしたわけでありますけども、産学官の力を連携・強化し、国際的な連携協力のもとで積極的に推進してまいりたいと考えております。
具体的に、グローバルでのビジネス展開につなげていくことを意識しながら、まずは中核となる技術の研究開発とそのための世界最高水準の拠点整備、また、オープン化、セキュリティなど国際標準化の推進や知的財産権の獲得、Beyond 5G展開の前提となる5G社会全体の速やかな展開に迅速かつ戦略的に取り組んでまいりたいと考えております。
この取組の成果を2025年の大阪・関西万博において大規模に展示をして、世界の人々が、我が国の最先端の技術を体感できる機会を提供してまいりたいと考えております。
国勢調査
- 問:
- 国勢調査についてお伺いします。20日に締め切られましたけども、ネットと郵送の回答率が合計で81.3%、前回を上回った結果になりましたけども、これについての受け止めをお願いいたします。
- 答:
- コロナ禍において、様々な、境遇としては逆行の中で、本当に多くの皆様方に協力をしていただいたことに、まずは感謝、御礼を申し上げたいと思いますし、前回に比べて10ポイントを数字上、伸ばしたことも本当にご協力いただきました皆様方の賜であると思っております。
インターネット、そしてまた郵送が特に41.8%と伸びを示したことは、非常にありがたいことでありますけれども、非常に重要な調査でありますので、今後とも更に多くの皆様方にご協力いただけるように、総務省としても努力を惜しみなくやっていきたいと考えております。
- 問:
- ありがとうございました。では、これで終わりたいと思います。
- 答:
- はい
大臣の動画は
こちら
(YOUTUBE)
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