会見発言記事
武田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和3年2月5日
冒頭発言
おはようございます。
【日本放送協会令和3年度収支予算、事業計画及び資金計画並びに総務大臣の意見】
本日の閣議において、放送法第70条第2項の規定に基づく「日本放送協会令和3年度収支予算等及びこれに付する総務大臣意見並びに中期経営計画」の国会提出を閣議決定いたしました。
総務省としても、ご理解をいただけるよう努めてまいりたいと思います。
詳細は、情報流通行政局放送政策課にお問い合わせいただければと思います。
【
家計調査結果
】
本日の閣議において家計調査結果について報告いたしました。
二人以上の世帯の12月の消費支出は、1年前に比べ名目2.0%の減少、実質0.6%の減少と、いずれも3か月ぶりの減少となりました。
エアコンなどの「家庭用耐久財」、冷凍調理食品などの「調理食品」などが実質増加となった一方、飲酒代などの「外食」、パック旅行費などの「教養娯楽サービス」などが実質減少となりました。
1年前と比べた12月の世帯の消費支出は、新型コロナウイルスの感染再拡大による自粛などの影響で減少しましたが、一部の品目では巣ごもり需要などによる増加も見られており、引き続き今後の動向を注視してまいります。
なお、併せて公表した令和2年平均の消費支出は、1年前に比べ名目、実質共に5.3%の減少と、名目は4年ぶり、実質は2年ぶりの減少となりました。
詳細は、統計局消費統計課にお問い合わせていただければと思います。
私の方からは、以上です。
質疑応答
国家公務員倫理の遵守(1)
- 問:
- 週刊誌報道で、総務省幹部4人が放送事業会社から接待を受けていることが明らかになりました。これに対する受け止めとですね、あと、総務省の対応についてお聞きしたいのと、あともう1点、接待した側に総理のご長男がいたということでですね、断りづらい背景もあったのではないかという指摘もありますけれども、これに対する受け止めもあわせてお願いします。
- 答:
- 総務大臣として、国民の疑念を招く事態に至ったことについて、深くお詫びを申し上げます。
国家公務員は、行政の中立性・公正性に疑念を抱かれないように、常に身を律することが求められておるわけであって、一昨日、改めて総務省の職員に対して、倫理の遵守を強く意識した行動を取るよう指示いたしました。
具体的な事実関係につきましては、今調査中ではありますけれども、総務省としては、今後、倫理審査会の指導も受けながら、速やかに事実関係を確定し、然るべき対応を行ってまいりたいと考えております。
もう1点は、どういう相手であろうと、公務員として取るべき行動をしっかり自覚していかなければならないと思いますので、こうしたことが起こらないように、それぞれがしっかりと倫理の遵守を強く意識した行動を取るように、改めて我々としても指導していきたいと考えております。
5Gシステムの今後の海外戦略
- 問:
- 5Gを巡ってアメリカ側の多国間連携の基金を作るという動きがあるようですが、大臣の受け止めと今後の国際展開の影響を教えてください。
- 答:
- 米国の国防授権法において、そうした基金の規定があることは承知いたしております。
現時点では、詳細は未定と承知しておりまして、コメントは差し控えたいと思います。
その上で、世界では安心で信頼性のある5Gシステムに対するニーズが高まっておりまして、我が国のセキュアな5Gシステムがこうしたニーズに対応することは有用なことではないかと考えております。
また、米国をはじめとする各国と、5Gシステムのオープン化やベンダー多様化に向けた政策連携を実施しているところであり、こうした取組を通じて、我が国企業の製品・システムが海外でも評価されてきているものと承知いたしております。
引き続き、セキュアな5Gシステムの構築に向けて、我が国としてもしっかりと貢献をしてまいりたいと考えております。
国家公務員倫理の遵守(2)
- 問:
- 調査中ということではあるんですけど、公務員としては、総理の長男だから断れませんでしたとは言えないと思うんですよ。だから、政治家の方から政治家の家族を含めて公務員との接触について、一定のルールを設けるということを政治主導でやる必要があるんじゃないですか。
- 答:
- 政治家の家族は人格が違うんですね。例えば、政治家の子どもは、父親の職業に、職業選択の自由を奪われるのか。様々な権利を奪われるのか。それは違うと思うんですね。やはりそれぞれの人格に与えられた権利を行使することは認めていかなければならないと考えています。
- 問:
- 次の予定がありますので、これで終わります。
- 答:
- はい。
大臣の動画は
こちら
(YOUTUBE)
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