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会見発言記事

武田総務大臣閣議後記者会見の概要

令和3年8月20日

冒頭発言

  おはようございます。

消費者物価指数別ウィンドウで開きます

  本日の閣議において、消費者物価指数について報告しました。
  今回の公表から、新たな2020年基準に基づく指数への切替えを行いました。
  7月の生鮮食品を除く総合は、1年前に比べ0.2%の下落と、12か月連続の下落となりました。
  これは、携帯電話通信料が下落したことによるものです。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。

普通交付税の繰上げ交付別ウィンドウで開きます

  8月11日からの大雨により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げたいと存じます。
  8月13日及び14日に災害救助法の適用が決定された島根県、広島県、福岡県、佐賀県の合計で8つの市町村からの要望を踏まえ、9月に定例交付すべき普通交付税の一部、73億6,800万円を、本日、繰り上げて交付いたしました。
  また、その後、追加で災害救助法の適用が決定された市町村についても、所要の手続きを速やかに進めるよう指示を出しました。
  今後とも、被災自治体の実情を丁寧に伺いながら、その財政運営に支障が生じないよう適切に対応してまいります。
  詳細は、自治財政局にお問い合わせください。

【佐賀県、福岡県の被災現場への訪問】

  来週24日から、今般の8月の大雨により広範な浸水被害、土砂災害の発生した佐賀県及び福岡県の訪問を予定しています。
  現地では断続的な雨が続く中、多くの消防職員、消防団員による懸命な救助や捜索が行われました。
  まずは、被災現場を視察するとともに、尽力いただいている消防関係者を激励する予定であります。
  また、佐賀県及び福岡県内の首長や議会関係の皆様、消防関係の皆様などと幅広く意見交換し、今後の復旧・復興に向けたご要望などをしっかり伺ってまいりたいと考えております。
  詳細は、消防庁にお問い合わせください。

  私の方からは以上です。
 

質疑応答

令和3年8月11日からの大雨による消防機関等の対応状況

問:
  今回の大雨災害にあたって、消防庁や現場の消防の活動状況というのはどういったものになっているのでしょうか。
答:
  先ほど申し上げましたとおり、本当に大変な被害に遭われて尊い命を失われた方々に心からご冥福と、全ての被災者の皆様方に、お見舞いをまずは申し上げたいと存じます。
  総務省消防庁では刻々と変わる被害状況について、連日、地方公共団体及び消防本部から迅速に把握するとともに、要請があった際に即座に対応できるよう緊急消防援助隊の派遣も準備していたところであります。
  また、土砂災害警戒情報が発令される度に、市町村に対し、速やかに避難指示を発令するよう促しました。
  また、各被災地で、河川氾濫などによる孤立が発生する中、地元消防職員、消防団員、県内応援隊により、消防防災ヘリコプター、救命ボート等を活用し、懸命な救助活動が行われ、計65人が救助されました。現在も、なお捜索等が続いている現場もあります。
  大雨が未だ各地で続く中、総務省として、国民の命を守るため各地の消防機関と連携し、引き続きしっかりと対応してまいりたいと考えております。

離島における光ファイバの維持管理等

問:
  離れている島、離島の高速通信網について、総務省は今年度から整備費だけでなく維持費についても財政支援の対象としていますが、その意義と、今後、これがどのように活用されることを期待しているかについてお伺いします。
答:
  ご指摘の、離島における光ファイバの世帯整備率は、全国と比べると未だ十分とは決して言えません。離島において整備が進まない要因の一つとしまして、維持管理の負担の問題が出てまいります。
  そこで、令和3年度から、離島については新規整備に対する支援に加えて、維持管理に係る経費についても、財政措置を講じているところであります。
  離島においても光ファイバ等の整備を進めていただき、学校教育、在宅勤務、オンライン診療等に活用していただくことを期待しております。
  我々としては、整備希望がある自治体に対しましては、きめ細かな支援ができるようにしっかりと対応してまいりたいと考えております。

万国郵便連合(UPU)の事務局長選挙等

問:
  先週、5年ぶりとなる万国郵便連合(UPU)の大会合が開幕しました。事務局長選挙には、日本から、日本郵便の目時常務執行役員が立候補していますが、国際郵便分野における日本のリーダーシップに対する期待について、ご見解をお願いいたします。
答:
  国連の重要な専門機関でありますUPUは、越境電子商取引の急拡大を背景に、国際郵便に関するルールを定める国連機関として、一層重要性が高まっております。
  このUPUにおきまして、我が国はこれまでも理事会の議長国を務めるなど、リーダーシップを発揮してきたところであります。
  今般の事務局長選挙においては、行政及び外交の分野で豊富な経験を有する目時政彦氏を擁立しており、国際郵便分野におけるさらなるリーダーシップの発揮に向け、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

問:
  ありがとうございました。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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