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会見発言記事

金子総務大臣閣議後記者会見の概要

令和4年6月17日

冒頭発言

 おはようございます。
 今日は、冒頭3件発言させていただきます。
 
衆議院議員選挙区画定審議会の「衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案についての勧告」別ウィンドウで開きます
 
 昨日、衆議院議員選挙区画定審議会の川人会長から岸田総理に対し、衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案についての勧告が行われ、その旨、本日の閣議において報告しました。
 勧告は、25都道府県140選挙区において改定を行うこととするものであり、この結果、全国で23ある較差が2倍以上の選挙区は0となり、各選挙区の人口の最大較差は2.096倍から1.999倍に縮小されます。
 なお、この勧告については、本日、国会に報告を行う予定ですが、政府としては、勧告に基づき必要な法制上の措置を講じてまいりたいと考えております。
 
【島根県出張】
 
 明日6月18日(土)及び19日(日)、島根県で現地における様々な方々と意見交換を行い、地域の生の声、本音の声を聞いてまいります。
 具体的には、明日6月18日に、益田市、邑南町及び美郷町において、地域の活性化に向けた取組の視察や地方の現場で活躍されている方々との車座対話を行います。また、翌19日には、大田市において、県内のケーブルテレビ事業者の方々との意見交換会を行います。
 詳細は、地域力創造グループ及び情報流通行政局にお問い合わせください。
 
【「キャシュふる」類似サービスへの対応策についての検討状況】
 
 ふるさと納税について、返礼品の代わりに現金がもらえるという、制度の趣旨から大きく外れたサービスを行う事業者が現れたことを受け、対応を検討してまいりました。当該事業者はすでにサービスを終了したと聞いておりますが、本事案を受け、今後も、自治体がこのような事業者を通じてふるさと納税の募集を行うことのないよう、今般、地方税法に基づく告示を改正することとしました。
 現在、告示改正に向けた手続きをすみやかに行っているところです。決定次第、自治税務局から改めてお知らせいたします。
 
 私からは以上です。

質疑応答

ふるさと納税に係る募集適正基準告示の改正

問:
 冒頭、発言のありましたふるさと納税の換金業者への対応について、告示の今後のスケジュールと、もう少し内容を教えていただければと思います。
答:
 自治体が、同種のサービスを行う事業者を通じて寄附金の募集を行わないようにすることを、地方税法に基づく募集の適正な実施に係る基準を定めた告示において、明記することとしております。この告示改正は、来週にも行うこととしています。
  ふるさと納税制度は、返礼品競争の過熱などを背景として令和元年に指定制度が導入されました。現在、自治体において、一定のルールの下で取り組んでいただいており、事業者及び自治体におかれては、このような経緯と制度の趣旨に加えて、今回の告示改正を踏まえた対応をお願いしたいと考えております。

区割り改定案の勧告(1)

問:
 大臣から冒頭お話のありました、衆議院議員選挙区の区割り勧告についてお聞きします。今、大臣からも、必要な法制上の措置について言及がございました。昨日、岸田総理大臣も秋の臨時国会での必要な法制化等について言及されたと思いますが、改めて所管の大臣として今後の対応、スケジュールについてどのように考えているかお願いします。
答:
 総務省としては、今後、区割りの改定案の勧告に基づきまして公職選挙法を改正する、いわゆる区割り改定法案を提出することとなります。
  秋に臨時国会が開かれた場合には、総理が言及されたように、それが一番早いタイミングになると考えますが、いずれにせよ、総務省としては速やかに国会において御審議いただけるよう、対応してまいりたいと思います。

区割り改定案の勧告(2)

問:
 区割りの件で、関連で伺います。今回10増10減をすること等によって、都市部への議員の集中が更に進んで、いわゆる地方の声が届きにくくなるのではないかという懸念もあります。この点について大臣のご見解をお願いできたらと思います。
答:
 地方選出の国会議員が減少することを懸念する声があるということは、十分承知しています。
  政府の最重要施策として取り組んでいるデジタル田園都市国家構想をはじめとして、地方の人口減少を食い止めていくことは重要な政策課題と認識しております。
  しかしながら、衆議院小選挙区の都道府県別定数は、衆議院議員選挙区画定審議会設置法に規定される、いわゆるアダムズ方式により、令和2年国勢調査の日本国民の人口に基づき計算することとされており、昨日いただいた審議会の区割り改定案の勧告も、この都道府県別定数により行われております。
  政府としては、勧告に基づき、必要な法制上の措置を講じてまいりたいと考えております。以上です。

問:
  それでは終わります。ありがとうございました。
答:
 はい。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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