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会見発言記事

寺田総務大臣繰上げ閣議後記者会見の概要

令和4年8月15日

冒頭発言

【公的統計の総合的な品質向上に向けて】
 
  本日の閣議において、去る8月10日、統計委員会から公的統計の総合的な品質向上に向けた取組の提言を建議として頂いたことを報告しました。
  この建議を踏まえて、各所管大臣に対して積極的な取組をお願いするとともに、総務省は統計全体の制度官庁でありますので、総務省としても、各府省の取組に対する支援を行っていく旨、申し上げたところです。
  詳細は、統計制度担当の政策統括官にお問い合わせください。
 
【物価・賃金・生活総合対策本部会合の開催】
 
 閣議に先立ちまして、物価・賃金・生活総合対策本部会合が開催されました。総理から1兆円の地方創生臨時交付金を増額するよう指示が出て、岡田地方創生担当大臣と私が連携して、物価高騰対策により重点的・効果的に活用できる仕組みへと見直してほしい。そして、物価高騰対策を一層強化してくださいというご指示をいただいたところです。
 
 以上です。

質疑応答

公的統計の総合的な品質向上に向けて

問:
  冒頭でもありましたが、統計委員会が再発防止策と公的統計の品質向上に向けた報告書を取りまとめ、建議が提出されました。内容は人材育成や体制整備も含めて求める内容でしたが、大臣のお受け止めをお伺いします。
  また、これまでも統計分析審査官を派遣するなど対策も打たれてきましたが、今後、更に他省庁に対する働きかけをどのように進めていくのか、お考えをお聞かせください。
答:
  今回、統計委員会の建議においては、直近に生じた事案として、建設工事受注動態統計調査の不適切事案、この事案から抽出されたリスクや、あるいは各府省の様々な基幹統計の調査・集計プロセスを点検し、ユーザー視点を第一に考えて、建議が取りまとめられました。具体的には、業務マニュアルの整備・共有と、それに基づくPDCAサイクルの確立、適切な誤りへの対応、そして、デジタル化の推進などが具体的に提言されています。
  総務省としても、この建議を真摯に受け止め、再発防止や統計の品質向上に向けた取組を進めることとしており、本日の閣議で、私から各所管大臣に対し積極的な取組の要請を行ったところです。
  また、更に各府省局長級の実務者ベースにおいても、着実な実施に向けた工程表を申し合わせたところですので、各府省の取組を総務省が強力にサポートすることによって、建議における提言を着実に実施し、公的統計の信頼回復につなげていればと思います。

令和5年度予算の概算要求

問:
  来年度予算の関係でお尋ねいたします。概算要求が8月末に迫っています。まだ検討中の部分も多いかと思いますが、大臣は現時点で来年度予算の予算編成のポイントをどのようにお考えでしょうか。
答:
  令和5年度予算の概算要求については、まだ現在鋭意検討中です。
  総理からは、総務省に対し、デジタル田園都市国家構想の推進、あるいは新しい資本主義の実現に向けて取り組むという指示も出ていますので、これから検討させていただきますが、例えばデジタル変革への対応、グリーン化の推進、また、活力ある地域づくり、更には、安全・安心なくらしの実現、地方行財政基盤の確保といった、総務省が持っている諸課題に対応するための施策を盛り込んでいくべく、検討を進めてまいります。

一般財源総額の確保

問:
  地方財政について1点伺います。今、予算編成の話もありましたが、今後、作業を進めていくにあたって地方財政、とりわけ一般財源総額の確保に関する大臣のお考えをお願いします。
答:
  これはコロナへの対応も含め、持続可能な地域社会づくりを実現するためにも、一般財源の総額確保というのは大変重要です。
  骨太の方針においても、前年度と同様、一般財源総額をしっかり確保するという方針は踏襲していますので、一般財源総額の確保に向けて努めてまいります。

大臣政務官と旧統一教会との関係

問:
  統一教会の関係で杉田政務官が官邸のぶら下がりで一切関係ないと発言した一方、ツイッター等では過去にも何度も関係の団体のイベントに参加しているようですが、どのようにご覧になっていますか。
答:
  各政務官からも、それぞれ総理指示も出ている中、概略の報告は受けていますが、具体的な事実関係については承知していませんので、具体的なコメントは控えたいと思いますが、いずれにせよ、総理からはそれぞれ各副大臣・政務官も自ら点検をし、そして今後厳正に見直すよう指示をいただいているところですので、それに沿って適切に対応してもらいたいと考えております。
問:
  大臣自身はきちんと説明されていると思いますが、大臣政務官は部下ということになると思いますが、何か指導などはお考えでしょうか。
答:
  これからしっかりと直接私からも、副大臣、また政務官に対して申し上げたいと思います。

問:
  それではこれで会見を終わります。ありがとうございました。
答:
  ありがとうございます。

大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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