おはようございます。
【台風第14号による被害への対応状況】
まず、今般の台風14号により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、ご遺族にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
まだ現在、オンゴーイングで被害も発生をいたしておりますが、17日午後3時に総務省及び消防庁において災害対策本部を立ち上げて情報収集体制の強化、また、全都道府県、全指定都市に対し関係閣僚会議の総理発言を提供するなど、改めて災害対応に万全を期すよう要請いたしました。
被害があった地域では、各消防本部において警戒体制を強化して、救急搬送、また、救助活動しておりますほか、消防団によります住民の避難誘導が行われました。現在も行われております。また、宮崎県においては、県の防災ヘリによる上空からの情報収集活動も実施したところでございます。
通信関係については、固定電話においては4県6市町村の一部地域において通信サービスに支障が出ております。これは今日の朝6時半時点でございますが、携帯についてはNTTドコモが12県79市町村、KDDIにおいては11県61市町村、ソフトバンクにおいては13県114市町村、楽天モバイルにおいては2県5市町の一部において通信サービスに支障が出ております。
サービス支障の主な原因は、伝送路の断絶、停電でありまして、一部基地局の損壊もございますが、各事業者には電力会社との連携を密にするよう指示をいたしております。通信事業者に対して移動電源車、あるいは車載型の基地局の派遣などもお願いし、今、応急復旧に着手しているところでございます。
電力については、総理からも今日の段階で7割方は復旧を目指すという話でございましたが、私から省内の関係部局に対して、総理指示も踏まえ、自治体、関係事業者と連携を取りながら被害状況を把握するとともに、関係者一体となって被災者の救命、救助等の応急対策に取り組むよう指示をいたしました。
引き続き早期の復旧、また、人命救出に向け、全力で取り組んでまいります。
【「革新的情報通信技術研究開発推進基金に係る業務」の国会報告】
次に、今朝、閣議において、Beyond 5Gの研究開発に関し、NICTが令和3年度に実施しました事業ですが、革新的情報通信技術研究開発推進基金による業務に関する報告書等を国会に提出することを閣議決定いたしました。
この報告書では、NICTが着実に事業を行った旨を報告をいたしますとともに、総務大臣として適正であった旨の意見を付しております。
詳細は、国際戦略局にお問い合わせください。
【
消費者物価指数
】
次に、同じく今朝の閣議において、消費者物価指数についてご報告をいたしました。
8月の総合は前年比3.0%の上昇、生鮮を除く総合、いわゆるコア指数では2.8%の上昇と、いずれも12か月連続の上昇となりました。
これは引き続き、電気代、都市ガス代などのエネルギーや、あるいは生鮮を除く食料が上昇したことなどによるものです。
詳細は、統計局にお問い合わせください。
【マイナポイント第2弾のカード申請期限の延長】
あともう1点、マイナポイント第2弾のカード申請期限の延長についてでございます。
マイナポイント第2弾が6月30日から本格的にスタートして、この期間のポイントの申込件数が2,000万件を突破いたしております。マイナンバーカード自体の申請件数も1日当たり足許で21万件を超えるという、非常にハイペースで今この申請が進んでおります。
この第2弾の申請期限については、ご承知のとおり現在、マイナンバーカードの申請期限が9月末までとなっておりますが、10月以降については既にご報告しておりますとおり、新たな診療報酬の引き下げの仕組みや、また、出張申請受付、また、10月後半からは自治体マイナポイント事業など、各省庁、また自治体においてもマイナンバーカードの利活用の拡大、また、申請促進の取組がそれぞれ進められるということでございますので、このような状況も踏まえて9月末までのマイナポイント第2弾の対象となるマイナンバーカード申請期限を12月末まで延長し、各省庁、自治体の取組などと連携をしながら、更なる申請の促進に取り組んでまいりたいと思います。
このマイナポイントを是非ご活用いただきたいと考えておりますので、まだ申し込んでおられない方は12月末までにマイナンバーカードを申請していただいた上で、是非マイナポイント第2弾、お申込をいただきたいと思います。
詳細は、地域力創造グループにお問い合わせください。
私からは以上でございます。