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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和4年12月13日

冒頭発言

  まずは、感染症対策の最前線に当たっておられる厚生労働大臣も、一定の距離を取ればアクリル板・マスクなしでということでございますので、私どもとしても科学的な対策をしっかりやることと前向きの姿勢を示すということで、今日からこのような形でやりたいと思いますので、ご理解をいただけたらと思います。
  それでは、総務大臣として冒頭1件。
 
令和4年度特別交付税の12月交付別ウィンドウで開きます
 
  本日の閣議におきまして、令和4年度特別交付税の12月交付について報告いたしました。
12月交付額は2,953億円となっております。この決定に当たり、豪雨などの災害対策をはじめ、地域医療の確保のための経費など、普通交付税の算定によっては捕捉しがたい特別の財政需要について算定いたしました。
  詳細については、自治財政局にお問い合わせください。
 
  私からは以上です。

質疑応答

新型コロナワクチン接種

問:
  コロナの感染者が増える中で、オミクロン株対応ワクチンの接種率が25%程度にとどまっていますが、ワクチン接種に当たる自治体への支援・働きかけについて、今後どのように進めていかれるお考えでしょうか。
答:
  新型コロナにつきましては、今後、全国的な感染者数の増加の可能性がある。また、季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される中、社会経済活動を維持しながら、医療のひっ迫を招かないようにするために、ワクチンの早期接種の推進は大変重要だと思っております。
  特に年末年始は、帰省や受験など多くの方にとって大切な時期であり、国民の皆様にはご自身や大切な方を守るためにも、是非、年内のワクチン接種をお願いしたいと思っております。
  明日、私が本部長を務める地方連携推進本部を開催いたしまして、幹部職員に次のように指示をしてまいりたいと思っております。自治体における更なる接種体制の充実や住民の皆様に対する接種促進の周知の取組。また、私ども総務省が所管する消防本部や総務省所管業界における団体接種・職域接種の促進、職員や従業員への周知。また、各所管省庁からも企業や大学などに働きかけをしていただくことになると思いますが、これと呼応して自治体の方からも接種促進の働きかけをといったことにつきまして、全ての都道府県・政令市との間の連絡体制を活用して、年末年始に向けて更なる働きかけを行ってほしいということで、今申しましたが、幹部職員へ指示をしたいと思っております。
  今後とも、自治体の課題など現場の生の声をお伺いしながら、関係省庁にフィードバックすることで政府部内で連携して、自治体の取組をしっかりと支援してまいりたいと思っております。

選挙制度

問:
  先日、再選挙があった品川区長選の関連で伺います。再選挙でも6人が出馬して再々選挙になる可能性が取り沙汰されましたが、行政が止まってしまうことへの懸念やコスト面、そういった部分から、再々選挙を防ぐ手だてが必要なのではないかという意見もあります。これについて大臣がどのようにお考えになるのか、お願いいたします。
答:
  選挙の仕組みについては既にご案内かと思いますが、お尋ねの再選挙の制度につきましては、再々選挙を防ぐ観点から、これまでも法定得票数の引き下げや決選投票制度の導入などの議論・意見があったものと承知しておりますが、選挙制度そのもののあり方に関わる問題については、各党各会派でご議論していただく必要があろうかと考えているところでございます。

防衛費増額の財源

問:
  防衛費に関してお伺いします。防衛費の増額について議論されていますが、この財源について、法人税やたばこ税の増税と復興特別所得税を活用して賄うという案が政府与党で検討されています。これに対しては自民党内のほか、閣内でも一部異論が出ておりますが、この増税などについて大臣はどのようにお考えかご所見をお伺いします。また、国債の追加発行など、他にとるべき手段があるとお考えでしたら、あわせてお考えをお聞かせください。
答:
  防衛力強化のための財源確保については、担当の閣僚でおられる財務大臣にお尋ねをいただきたいと思います。
  また、これに係る税制措置については、現在、与党の税制調査会で議論が行われているところでございます。地方税を所管する総務大臣であるからこそ、私の立場からのコメントは控えさせていただきたいと思っております。
  なお、様々な発言があり、また、今ご照会があったようなご意見もいろいろな形で発信されているとは承知していますが、私ども内閣・閣僚の間では、防衛力強化に係る歳出・歳入両面での財源確保の具体的内容を、年末に、一体的に決定するという認識は共有されていると考えております。

新型コロナウィルス感染症

問:
  アクリル板が無くなって初の会見ということになりますが、率直なご感想をお聞かせください。例えば、感染のこととか少し気になったりするのかどうかとか。
答:
  まず、感染状況はもちろん日々ウオッチをさせていただいているつもりで、大変気になっているところではございます。
  他方で、コロナ当初のように、コロナの正体や治し方等が全く手掛かりが無かった状況からは、だいぶ変わってきている中で、このコロナ禍におきましては何よりもまず命を守る、健康を確保することが重要であることは申し上げるまでもないと思いますが、加えて、生活・経済活動、心というか気持ちも含めて、我々フォローさせていただかなければいけない立場から申し上げると、冒頭申し上げたように、科学的な見地からの対策をしっかりやっていきながら、他方で前向きな姿勢を示せればということで、私もこのような形で進めることについては前向きに取り組んでいきたいと考えているところです。

問:
  それでは終わります。
答:
  ありがとうございました。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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