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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和4年12月27日

冒頭発言

  私から2件発言させていただきます。

労働力調査結果別ウィンドウで開きます】 
 
  1件目は、本日の閣議におきまして、労働力調査結果について報告しました。
  11月の就業者数は6,724万人、1年前に比べ28万人の増加です。完全失業率は季節調整値で2.5%、前月に比べ0.1ポイントの低下となります。
  今後も就業者や完全失業者などの状況を注視してまいります。
 
デジタル人材の確保・育成に向けた総務大臣書簡の発出別ウィンドウで開きます
 
  2件目は、デジタル人材確保の関連です。自治体DXは、自治体情報システムの標準化・共通化やマイナンバーカードを利活用した住民サービス向上など、地方公共団体における喫緊の課題であります。各地方公共団体において、これらの取組を担うデジタル人材の確保・育成に、より一層取り組むことが極めて重要であり、本日、私から全国の都道府県知事、市区町村長宛にデジタル人材の確保・育成に向けた積極的な取組を要請する書簡を発出いたします。
  総務省といたしましても、都道府県などにおいて、市町村支援のためのデジタル人材の確保に要する経費や、地方公共団体におけるDXの取組の中核を担う職員の育成に要する経費などについて、令和5年度から地方財政措置を創設いたします。
  また、総務省の関係機関の研修を充実化させるとともに、新たに地方公共団体におけるDXを専門アドバイザー派遣制度の対象とするなど、地方公共団体向けの支援策を充実させることとしました。
  各地方公共団体におかれましては、こうした取組とも連携しながら、デジタル人材の確保・育成に向けて、より一層の取組を進めていただくよう要請するものです。
  併せて、これらの取組の推進に向けて、トップ自らが強いリーダーシップを発揮して取り組んでいただくよう、お願いすることとしております。
  総務省といたしましても、引き続き各種支援策を通じて、地方公共団体におけるデジタル人材の確保・育成に全力で取り組んでまいります。
  詳細は、地域力創造グループにお問い合わせください。
 
  私からは以上です。

質疑応答

マイナンバーカードの普及促進

問:
  幹事社から1問お願いいたします。総務省はマイナンバーカードについて年内に運転免許証並みの8,100万枚達成を目指してきましたが、この達成状況と受け止めについてお願いいたします。
答:
  マイナンバーカードは、12月25日時点で累計の申請件数が約8,161万件、人口に対する割合は約64.8%、8,100万件を超えたところであります。運転免許証、顔写真付きの本人確認書類として一番普及しているものですが、これが令和3年末の保有者数は約8,190万でございますので、この数字も到達が見えてきたかなというところだと考えております。
  マイナンバーカードの普及促進は重要なテーマでありまして、引き続き政府目標を踏まえまして、マイナポイント第2弾の対象となるカードの申請期限を2月末までに延長いたしました。あわせて自治体とも連携して申請促進に全力で取り組み、さらなる申請件数の上積みを図っていかなければならないと考えているところでございます。

郵便局を活用したマイナンバーカードの普及・活用

問:
  先週取りまとめられたデジタル社会における郵便局の地域貢献の在り方の中間報告では、郵便局を活用したマイナンバーカードの普及・活用についての方策が取り上げられていますが、大臣の受け止めをお願いします。
答:
  今ご紹介いただきましたように、10月14日より情報通信審議会郵政政策部会において審議を行ってきたデジタル社会における郵便局の地域貢献の在り方の中間報告がとりまとめられたところでございます。
  中間報告では、マイナンバーカードの普及・活用に関して、郵便局における申請サポートの拡大、郵便局におけるマイナンバーカードの交付に必要な法律改正の検討のほか、補正予算や地方財政措置による郵便局への証明書自動交付サービス端末導入への支援などを盛り込んでいただいたところです。
  ご承知のとおり、郵便局は地域に身近で公共的な存在として、あまねく全国に設置されておりまして、引き続き郵便局のネットワークを生かして、デジタル社会の基盤となるマイナンバーカードの普及・活用促進に向けて取り組んでまいります。
  既に行われている申請サポート事業も、この前申し上げたように、国からの委託もさせていただくことにしましたし、法改正については、郵便局を活用したオンラインというものは、今検討させていただいているところでございますので、その中間報告を受けまして、マイナンバーカードの普及につながる活動を進めていきたいと思っております。

杉田総務大臣政務官に関する報道

問:
  杉田政務官の人事に関してお伺いしますが、杉田政務官を交代させる人事が取り沙汰されておりますが、大臣の受け止めや政府内の検討状況についてお聞かせください。あわせて、杉田政務官は既に謝罪撤回された過去の発言がございますが、それ以外の過去の発言についても精査して対応すると国会で答弁され、また、大臣も同様の答弁をされたかと思いますが、その状況についてもあわせてお聞かせください。
答:
  報道は私も見ておりますが、今、私の業務は今までどおりというか、通常どおり行われているという状況でございますので、人事についてコメントは差し控えたいと思います。
  精査の方は、大変発信力のある方で、これまでも多くの発信をされてきているので順次精査をさせていただいているところでございますが、既にいくつか取り消していただいたものについても、彼女本人とも確認をしながらしていく中で、既に取消をされたものについては、ご本人もその表現が拙いものであったことを確認し、認めているわけですが、今精査させていただいているものについては、ご本人の真意がうまく伝わってないものもあれば、表現そのものについてご本人も課題があると思うものもあれば、様々そのへんは意見交換しながら引き続き精査をさせていただいているところでございます。
  精力的に行っていかなければいけないと思っておりますが、私自身も先週までは予算編成等もありましたので、またしっかりと精査をしてまいりたいと思っているという状況でございます。

問:
  これで終わります。ありがとうございました。
答:
  ありがとうございました。

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