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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年5月23日

冒頭発言

  私からはありません。

質疑応答

広島AIプロセス

問:
  先日閉幕しましたG7サミットの共同宣言の中で、生成AIについて議論を進めるにあたって、広島AIプロセスが年内に創設されることが明記されました。この受け止めをお願いします。また、会合の中では、この広島AIプロセスについて担当閣僚のもとで議論し、年内に結果を報告することも確認されました。今後の議論の進め方について決まっていることがあれば教えてください。また、今回の議長国として今後の議論をどう進めていきたいかについても、あわせて教えてください。
答:
  ご案内のとおり、先月末のG7デジタル・技術大臣会合におきまして、AIについてはG7として議論を行うための場を設けることについて合意をしたところでありまして、G7広島サミットにおいて、このデジタル・技術大臣会合における成果も踏まえて、生成AIについて、「広島AIプロセス」として担当閣僚のもとで速やかに議論を進め、本年中に結果を報告するよう指示する内容が盛り込まれたと承知しております。
  生成AIについては、世界的に、期待だけではなく不安も広がる中で、G7首脳間で議論が行われ、首脳コミュニケにおいて、担当閣僚間での更なる検討を指示する内容が盛り込まれたところでありまして、まさに時宜を捉えたものであって、この指示の内容を実行に移すべく、検討を速やかに進める必要があると認識しております。
  これから、今般新たに立ち上げられたAI戦略会議における検討の結果なども踏まえつつ、議長国として、OECDやGPAIの協力も得ながら、広島AIプロセスにおけるG7間の議論を主導してまいりたいと考えておりまして、今、第1回のG7作業部会を速やかに開催できるように調整させていただいているところでございます。

マイナンバーカードと健康保険証の一体化

問:
  マイナンバーについてお伺いしますが、マイナ保険証の制度に関する質問なので、もしかすると総務大臣にお聞きするのは無理筋かもしれないという前提でお聞きします。マイナ保険証で一元管理される保険資格確認のシステムで、保険資格が実は有効なのに無保険と表示されてしまうケースが相次いでいます。この実態や原因について、大臣、どのように把握されていますでしょうか。また、来年秋以降の健康保険証を廃止して、マイナ保険証に一本化する政府の方針のもとで何か対策等は検討されていますでしょうか。
答:
  報告が私どもの方にもありましたが、その事案については、制度やシステムということよりも、被保険者の資格取得から保険者のデータ登録までに時間がかかったケースでエラー表示となったものと報告を受けているところでございます。
  この件については、デジタル庁、総務省、厚生労働省により設置したマイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会において議論されておりまして、中間とりまとめで、保険者は事業主による届出から5日以内にデータ登録するなどの対応を講じることとしております。
  このような対応をしっかりと実行していけるように、厚生労働省、デジタル庁とも連携して進めていきたいと思っておりますし、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に向けての取組を、今申し上げたことも含めて行っていかなければならないと思っております。
  なお、国民の皆様が有効な資格を有しているにもかかわらず、オンライン資格確認を行うことができない場合を含め、マイナンバーカードの保険証利用について、マイナンバー総合フリーダイヤルや、ご自身が加入されている保険者にお問い合わせいただくことをお願いしているところでありまして、厚生労働省、デジタル庁、総務省のホームページにおいてもそのようにお知らせをさせていただいているところでございます。

問:
  これで会見を終了します。ありがとうございました。
答:
  はい。
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