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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年7月11日

冒頭発言

  私から2件、ご報告を申し上げます。

【普通交付税の繰上げ交付】
 
  1件目は、まず今般の災害でございますが、甚だ悲しいことに、お亡くなりになる方も出てしまった状況でございます。お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族にお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
  この災害に関連して総務省におきましては、災害救助法が適用された市町村の中で、普通交付税の繰上げ交付についてご要望を寄せていただいておりまして、島根県の出雲市、福岡県の久留米市、うきは市、東峰村、添田町、大分県の中津市及び日田市につきまして、所要の手続きを進めるように事務方に指示をしたところでございます。
  総務省といたしましては、引き続き各市町村とも緊密に連携をとりながら、被害状況を踏まえ適切な対応を進めてまいりたいと考えております。これが1件目でございます。
 
【群馬県出張】
 
  2件目は、明日水曜日、7月12日ですが、尾身副大臣とともに群馬県を視察・訪問をいたします。
  まず、沼田市内の石墨棚田を訪問しまして、地域おこし協力隊の活動現場を拝見させていただき、隊員の方々の取組についてお話を伺わせていただきます。その後、地域活性化の拠点となっている地元企業の工場の視察も行います。
  そこから前橋市に移動しまして、マイナンバーカードを利用した交通機関などに乗せていただいたりするなど利活用の取組を視察して、山本龍前橋市長との意見交換を行う予定でございます。
  詳細は、担当関係部局にお問い合わせください。
 
  私からは以上です。

質疑応答

今般の大雨災害対応

問:
  冒頭、ご発言があった大雨の被害ですが、九州北部を中心に大きな被害が出ておりますが、消防庁の対応と、交付税のお話がありましたが、それ以外も含めて総務省の被災地支援の取組についてお聞かせください。
答:
  改めて、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、また、御遺族にお悔やみ申し上げ、被災された方々にお見舞い申し上げたいと思います。
  ご案内のとおり、消防庁では6月29日に災害対策室を設置して対応を進めてきたところでございますが、7月10日早朝に消防庁災害対策本部を設置しまして、今回の大雨に関する情報収集体制を強化しました。
  被害があった地域で、各消防本部において懸命な救助活動を実施されていると報告を聞いております。福岡県、佐賀県では県内の広域応援が行われ、また、福岡市の消防ヘリコプターや佐賀県防災ヘリコプターによる上空からの情報収集活動、大分県の防災ヘリコプターによる孤立地域への物資輸送を実施したと聞いております。
  次に通信関係についてですが、特別警報の対象となった福岡県、大分県の一部地域で、携帯電話サービスに支障が生じております。通信事業者におかれては、早期サービス復旧に向けて作業に取り組んでいるところと報告を聞いておりまして、しっかりと進めていただくように期待をしたいと思っております。
  なお、普通交付税の繰上げ交付については先ほど申し上げたとおり、島根県の1市、福岡県が2市1町1村、大分県が2市の手続きを進めるように指示をしたところでございます。
  総務省としては、先ほど申しましたように被災団体と緊密に連携を取り、お話をしっかり伺って適切な復旧・復興が進むように取り組んでまいりたいと思っております。

コンビニ交付サービスに係る富士通の点検の進捗

問:
  マイナンバーカードに関して1点お願いします。福岡県宗像市での住民票のコンビニ誤交付を受けた富士通の対応状況についてですが、先ほどデジタル大臣の会見でも進捗状況について発言があったようですが、この件、総務省も絡んでいると思いますので、省として現在把握している状況についてお願いいたします。
答:
  私どもの方にも途中経過の報告があったと理解しております。この宗像市の事案を受けた富士通Japanの対応状況については、現在、富士通本社の監督のもとで進めておりますが、現段階では、過去にどのような修正プログラムがあって、適用すべきものがどうなのかという、過去の修正プログラムの把握そのものは完了したという報告がありましたが、それがそれぞれどのような適用状況であるかということは、現在再確認をしているところであると、その作業を実施しているところであると報告を受けております。
  総務省としては、それらの修正プログラムの適用を急ぐということでございますけれども、その適用だけではなくて、別人の証明書が交付されることを防ぐ根本的な対策として、申請者と印刷ファイルのデータが紐付いていることを確認する機能について、速やかに実装を行うよう改めて強くご要請させていただいております。
  富士通本社にもしっかりと監督をしていただき、富士通Japanの対応についてデジタル庁と連携して、しっかりとフォローしていきたいと考えております。

問:
  会見を終わります。ありがとうございました。
答:
  はい。ありがとうございました。

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