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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年9月5日

冒頭発言

 私から2件ご報告申し上げます。
 
家計調査結果別ウィンドウで開きます

  1件目、家計調査結果でございますが、本日の閣議におきまして、家計調査結果について報告いたしました。
  二人以上の世帯の7月の消費支出でございますが、外出した人が増えておることを背景に、外食、交通、教養娯楽サービスで支出が増加しておりますが、食料、住居など幅広い分野で減少がありまして、1年前に比べて実質5.0%の減少となっております。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。
 
消防応援大使の任命別ウィンドウで開きます
 
  2つ目は、消防応援大使を任命させていただきました。
  9月30日から放送開始されるアニメ「め組の大吾 救国のオレンジ」、こちらにポスターがあります。関係の局と他局とあるかもしれませんが、させていただきました。
  関係される方4名に消防応援大使になっていただくことといたしまして、まず、原作者の曽田正人さん。主役の十朱大吾役の榎木淳弥さん。ぜひ、こちらの画面を。次は斧田駿役、いわば先ほどの主役の相棒ですね。準主役にもなるかと思います八代拓さん。中村雪、これももう1人、女性でやはり救助隊の一員として活躍をする役になっているかと思いますけれども、佐倉綾音さん。このお三方を、本日、消防応援大使に任命させていただきました。
  この「め組の大吾 救国のオレンジ」は、消防のイメージを向上させ、消防についての理解を深めていただけるのではないかということで、私どもとしては、タイアップポスター、アニメ、消防庁の施策の相互の広報活動を行わせていただいております。
  この広報活動の中で4名の皆様にも消防応援大使を引き受けていただきましたので、消防庁としても、ぜひ、率直に申し上げて、今までのアプローチとは異なるアプローチで、違う世代、層の方々にアプローチできるのではないかと期待をしているところで、大使の皆様にも様々な形で、やはりSNSなどのネットなども含めてと思っております。
  コメントもお聞きになったと思いますが、声優の皆さんも、ファンの方々、支持する方々の低年齢化が進んでいるので、東日本大震災すら経験をしたことのない世代も出てきている中で、そういった世代にもまた防災・防火を含めて意義を理解してもらうように努めたいとおっしゃっていただきましたので、大変良かったと思います。
  また、消防庁の方で準備をしてくれて、消防応援大使の名刺も作ってお渡しさせていただきました。声優の皆さんは、確かに普段仕事柄、名刺を持つことがないので、「使わせてもらいます」と言っていただいたので、有効活用してくれたらありがたいなと思っているところでございます。
 
  私からは以上です。

質疑応答

消防団員の確保

問:
消防団についてお伺いいたします。8月末に公表された総務省消防庁の調査によりますと、4月1日現在の消防団員数は76万人で、新規の入団者は8年ぶりに増加しましたが、退団者の増加で、2年連続で2万人超の減少となりました。現在の消防団員確保に対する取り組みは十分か、あるいはどのような対策を強化すべきかということについて、大臣のお考えをお願いいたします。
答:
今ご指摘をいただきましたように、様々な取組を通して、特に重点的に取り組んでまいりました女性団員、学生団員、また、機能別団員などの仕組みも作りまして、これで入団者数は8年ぶりに増えたというのもおっしゃっていただいたとおりなのですが、残念ながら、ずっと続いている団員の高年齢化というのでしょうか、年齢層の高まり、また本業との、もともと皆さん本業を持ちながらの消防団活動になります。本業の多忙などを背景に退団者数が高い水準に続いておりまして、残念ながら2年連続で2万人超の減少となった。大変危機的な状況であると私どもも受け止めております。その意味で、結果としてそのような事態になっておりますので、引き続き、さらに対策を広めていく必要があろうかと思っております。
このような状況を踏まえて、6年度の当初予算の概算要求としては、引き続き、さらに団員を確保していくことが必要だろうということで、団員を確保するためのノウハウが記載されたマニュアルの新規作成であるとか、また、地方公共団体の先進的な取組を支援する「消防団の力向上モデル事業」、これは新規もまた継続して団員を続けていただくという意味でも意義があるかと思いますが、の充実である。また、戻りますが、入団の促進イベントの支援、地方公共団体に対しまして広報活動の充実強化など、増額要求をさせていただいております。
引き続き、入団促進に向けた、特に女性、若者などに向けて、広報を充実させるとか、企業と連携して入団を促進していくといったようなこともしてまいりたいと思いますし、さらに、団員になった方々に対する対応として、処遇改善であるとか、また、機能別団員制度というのは入口としても広がるのではないかと思いますし、また、機能別のということで続けていただくという意味でも意義のある仕組みではないかと思いますが、こういった活用をしっかりと取り組んでいきたいと思いますし、そういった制度も含めて各地域でうまく制度を活用しつつ、また、活動としても評価できるような優良事例の横展開というのも図っていきたいと思っております。
今日、実は消防応援大使のお願いをした「め組の大吾」、原作者、声優の皆さんにも、消防には常備消防の消防職員の皆さんと、ボランティアで随時出ていただいている消防団員が、おられるということで、この左側のポスターを紹介させていただいて理解を含めていただいたので、これからも消防の応援は消防職員と消防団を応援していますと言っていただくようにお願いさせていただいたところでございます。
私どもとしては、できる限りのことをしっかりとやらせていただいて、消防団員を確保できるようにしてまいりたいと思います。
実際にやはり消防団員は大変大きな役割を果たしていますので、本当に消防団の力が落ちてくるようであると、人々の命を守るということに対する力に影響が出るおそれがありますので、しっかり努めていきたいと思っております。

家計調査結果

問:
統計ですが、今日、実質支出が5.0%減少で、減少幅が増えてきているかなという印象を受けたのですが、何かお受け止めとかあればお願いします。
答:
個別の要因の分析は、統計局に聞いていただいたらと思いますが、ここのところ、実は実質の消費は結構減ってきているという状況は続いてきていますが、統計については非常に様々な要因が絡んできていますので、その中身の個々の消費そのものがどのぐらい減っているのかというのは、やはり国民の消費というのは国民の生活に直結するテーマでありますので、内閣府の経済関係部局とも連携して、しっかりと内容の分析をする必要があろうかと思っております。
なお、統計の数字の関係で申し上げれば、私もちょっと正確ではありませんが、説明を聞いた記憶では、先ほど申しましたように二人以上の世帯の家計調査と申し上げたのですが、実は二人以上の世帯がそもそも実は減っているということがございます。お一人暮らしとか。そういったものとかを含めて全体の分析、要因分析については、統計局にお問い合わせいただけたらと思いますが、政治に携わる者として、私自身も消費の動向、実質消費の動向は非常に注目をしていかなければいけないと思っておりますし、やはり物価高対策も必要になってくる。進めている中ですが、これから物価高対策、さらにしっかり進める必要があるかなと思っています。

マイナポント

問:
 ほか、ございますか。
答:
では、最後にすみません。毎回ですが。皆さんのご協力もいただいているのではないかと思いますが、毎回申し上げていることで少しずつ申込みが増えてまいりまして、日ごとに、曜日ごとに見させていただいていますが、前週に比べて3割から5割増えている日が増えてきましたので、また、しつこくですが、あと26日ということで申しますので、何かの機会があれば、またぜひ皆さんにもお知らせをいただくことをお願いしたいと思って、最後にお願いさせていただきます。以上です。

問:
  ありがとうございました。
答:
  はい。

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