会見発言記事
村上総務大臣閣議後記者会見の概要
令和6年10月25日
質疑応答
NTT法を巡る議論
- 問:
- 冒頭発言、ないようでしたら質問させていただきます。NTT法について伺います。先週開かれた情報通信審議会通信政策特別委員会の3つのワーキンググループでは、NTT法の見直しに関して報告書案をまとめました。電話のユニバーサルサービスでは、あまねく提供責務から最終保障提供責務に見直すことが適当として、対象サービスとしてモバイル網の更なる活用を打ち出しました。一方、外資規制やNTT東西の分離は維持を求めています。これらについて大臣の受け止めと今後の対応についてお願いいたします。
- 答:
- ご高承のように、情報通信審議会においては、昨年の8月から、NTTを含む通信政策の在り方について議論が行われております。先週、ユニバーサルサービス、公正競争、経済安全保障の3つのワーキンググループ・作業部会の報告書がとりまとめられたところであります。
報告書では、電話のユニバーサルサービスについては、複数事業者が連携して効率的にエリアをカバーするため、あまねく提供責務から最終保障提供責務への見直し等が適当といわれております。NTTの外資規制については、経済安全保障上のリスクが高まる中で維持が適当となっています。NTT東西の分離については、同規模の東西間で料金比較をし、効率化の検証等を可能とするため、維持が適当とされたものと承知しております。
これらのワーキンググループ・作業部会の報告書は、来週29日の通信政策特別委員会に報告された上で、情報通信審議会としての最終的な取りまとめに向けて引き続き議論が行われるものと承知しております。総務省としては、その結果等を踏まえ、次期通常国会へ法案提出に向けて適切に対応していきたいと、そのように考えております。
消費者物価指数
- 問:
- 消費者物価指数が東京都区部で1.8%上昇ということと、お米が過去最高62.3%上昇したということですが、このことについての受け止めを頂戴できますでしょうか。
- 答:
- 正直申し上げて、担当省庁ではないので正確には答えられないのですが、特別な状況ができたときは、常に対応を考える必要があるのではないかという気がします。特にこれから、気候変動で、今までのようにコンスタントに米が作れるかどうかとか、異常気象でどうなるかというのが分からないケースが増えてくると思うので、そういう問題も含めて、私は対応を考えていくべきではないかと思います。
ただ、残念ながら、私は農水省ではありませんので、個人的見解なのでお許しいただきたいと思います。
- 問:
- 1.8%上昇ということについても。
- 答:
- これは正直言って、私も、これも担当ではないからうかつなことは言えないのですが、正直申し上げて、その状況を見守りながらどう対策するか考えていきたいと思います。ただ、お米というのは主食ですから、その対策は慎重の上にも慎重にやっていく必要があるのではないかと思います。
- 問:
- 終わります。ありがとうございます。
大臣の動画は
こちら
(YouTube)
ページトップへ戻る