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会見発言記事

村上総務大臣閣議後記者会見の概要

令和7年3月14日

冒頭発言

【電気通信事業法及び日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律案の閣議決定】
 
  本日の閣議におきまして、電気通信事業法及び日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律案を閣議決定しました。
  本法律案は、電話及びブロードバンドを提供する基礎的電気通信役務について、他の電気通信事業者が提供しない区域における提供の義務を負う最終保障電気通信事業者を規定するほか、NTT東西の業務の範囲を見直す等の措置を講ずるものであります。
  できる限り早い成立ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 
  以上になります。

質疑応答

オンラインカジノ対策

問:
  オンラインカジノ対策について1点お伺いします。昨日の自民党会合で、カジノサイトへの誘導を違法にする法整備を議員立法で目指す考えが示されました。国会審議ではサイトへの接続を強制的に遮断するブロッキングの検討を求める声も上がっておりましたが、総務省として今後どのような対応をされるのか、大臣のご見解も併せてお願いします。
答:
  昨日開催された自民党の会議におきまして、オンラインカジノ対策について議論があったことはよく承知しています。
  オンラインカジノへの対策は、重要な課題であると認識しておりまして、総務省としても実効性のある対応が必要であると考えております。
  サイトブロッキングを含むアクセス抑止の在り方については、検討の場の立ち上げに向けて現在、準備しているところであります。早急に検討を開始することができるようにスピード感を持って対応していきたいと考えております。
 サイトブロッキングは、通信の秘密との関係から慎重な検討が必要と認識しており、これまでの法的整理や様々な関係者のご意見を踏まえて、検討の場において、丁寧に議論していく必要があると考えております。

NTT法改正案

問:
  冒頭触れられた、NTT法と電気通信事業法の改正についてですが、改めて、今国会で改正する狙いを伺いたいのと、法案の附則で施行3年後を目途にNTT法の改廃を含めて制度のあり方を検討するとの文言が入りました。今回の議論で持ち越された課題などを含めて、検討のイメージをお持ちでしたら伺えますでしょうか。
答:
  先ほど申し上げたように、本法律案は、通信政策のあり方を提言した、本年2月の情報通信審議会の最終答申等を踏まえて、基礎的電気通信役務である電話及びブロードバンドについて、他の事業者が提供しない区域において提供の義務を負う最終保障電気通信事業者に関する規定を整備するほか、NTT東西の業務範囲を見直すなど、時代に即した見直しを行うものであります。
  また、施行から3年を目途とした具体的な検討のイメージでありますが、本法律案の附則では、施行後3年を目途として、国民生活に不可欠な電気通信役務の提供の確保、それから、電気通信事業の公正な競争の促進、それから、電気通信事業に係る安全保障の確保等を図る観点から、検討を行うこととしております。総務省としましては、本法律案が成立した場合には、これを踏まえて、適切に対応していきたいと考えております。

政治とカネの問題

問:
  石破総理の事務所が、昨年秋の衆院選で初当選した複数の自民党議員に対して、商品券を渡していたことが分かりました。政治資金規正法に抵触する恐れがあるとの指摘もあります。総理自身は違法性を否定していますが、この件について大きく分けて2問お伺いします。まず、1問目ですが、国会で政治改革を議論している最中に、石破総理自身に政治とカネの問題が浮上したことを村上大臣は閣僚の一人としてどのように受け止めていますでしょうか。2問目ですが、村上大臣ご自身は、今回の事例のように、土産名目で商品券を配ったり受け取ったりした経験はありますでしょうか。
答:
  まず最初の点につきましては、総理が説明していますが、それ以上、事実関係の詳細はまだ分かっておりませんので、この場においてはコメントを差し控えたいと思います。
  それから、私個人につきましては、国対副委員長や副幹事長をやったときはいろいろなことがありましたが、私個人のことについて、この場で申し上げるのは控えたいと思います。法令に則って対応はしております。

問:
  会見終わります。ありがとうございました。
答:
  ありがとうございました。
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