会見発言記事

ふるさと納税(1)

問：

　 長野県須坂市と岡山県吉備中央町のふるさと納税の返礼品について、それぞれ産地偽装や調達費の上限超えの可能性が指摘されています。今月中にはふるさと納税の告示の改正が行われると思いますが、それぞれの自治体からの聞き取りなどを踏まえ、制度の対象からの除外など、総務省としての検討状況をお伺いいたします。

答：

　 須坂市と吉備中央町における、ふるさと納税の指定基準違反の疑いに関しましては、法律に基づいて両自治体に報告を求め、事実関係の確認を行ってまいりました。
　 現在、その結果に基づき、必要な対応について検討を行っている途中であります。

車上運動員等の報酬基準額の見直し

問：

　 公職選挙法施行令の一部を改正する政令案について伺います。車上運動員らの報酬の改正について昨日で意見募集が終わり、夏の参院選から引き上げ額が適用される見通しです。与野党の各党協議会から政令改正の要請を受けた今回の引き上げ額について、大臣は適正だとお考えでしょうか。また、与野党の議論は国民の理解を得るほど尽くしているとお考えでしょうか、以上2点についてお願いします。

答：

　 車上運動員等の報酬基準額の見直しについては、与野党により設けられた「選挙運動に関する各党協議会」においてずっと議論がなされております。
　 具体的な金額について成案が得られたとして、その金額により政令改正を行うよう要請されたところであります。
　 現在、基準額の見直しを行う公職選挙法施行令の改正の手続を行っているところであります。 車上運動員等の報酬基準額のあり方については、各党各会派において御議論いただくべき事柄であることから、その議論や見直し額について、総務大臣としては、コメントを差し控えたいと思います。

ふるさと納税(2)

問：

　 先ほどのふるさと納税の件に関連しまして、長野県須坂市ではシャインマスカットなど、かなりの量が県外産を購入していたという話が出ています。産地偽装や地場産品の基準違反が、今、各地で相次いでいる状況があるかと思いますが、大臣としてこちらの状況をどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

答：

　 やはり由々しき状態ですので、信義則違反ではないかという感じを受けています。そこら辺に対しては、ある程度きちっとした判断が下されるべきではないかと考えております。