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会見発言記事

村上総務大臣閣議後記者会見の概要

令和7年9月12日

冒頭発言

  ありません。

質疑応答

外国勢力による選挙干渉

問:
  外国勢力による選挙干渉について伺います。林官房長官は、先週5日に、自民党のデジタル社会推進本部から外国勢力によるデジタル情報干渉に対する緊急提言を受け取りました。林官房長官は、同日の会見で、総務省を含めた関係省庁の連携による体制強化、情報流通プラットフォーム対処法の運用の徹底などを進める方針を示しました。党の提言や林官房長官の発言を踏まえて、総務省として外国勢力による選挙干渉対策にどう取り組むか、お考えをお伺いします。
答:
  9月5日に、自民党から林官房長官に対して、ご指摘の緊急提言の申入れが行われたことは聞いております。
  SNS等が国民生活や社会経済活動を支える社会基盤となる中で、SNS等を提供するプラットフォーム事業者に対しては、偽・誤情報等の低減に向けて実効性のある取組を進めていただくことが重要であると考えています。
  その上で、政府としましては、外国による偽情報拡散を含む影響工作の脅威への対策を強化していくため、内閣官房副長官の調整の下で、内閣情報調査室、国家安全保障局、内閣広報室、内閣官房副長官補室、総務省、国家サイバー統括室をはじめとする関係省庁が緊密に連携して、一体的に取組を推進していくことにしております。
  総務省としましては、この枠組みの中で、投稿の削除件数やアカウント停止件数等の公表を含む措置を事業者に義務付ける情報流通プラットフォーム対処法の運用の徹底と、各種リテラシー向上策の充実等の必要な対応を行っていきたいと考えています。
  外国による偽情報等に対して、今後も引き続き、官民の協力を図りながら、政府一丸となって取組を推進していきたいと考えております。

総理辞任までに総務省として集中して取り組みたい施策

問:
  石破首相の辞任表明に関連してお伺いします。石破政権は、新しい首相が選出されるまでしばらく続くかと思います。課題が山積する中で、村上大臣として現在取り組まれている政策の中で、残りの期間で何か集中的に取り組みたいなものがあれば伺います。
答:
 今、国の内外は、難問が山積しております。私自身も、総務大臣になってから、まず、103万円の壁、トリガー条項の問題、SNSと選挙の関係、広域リージョン連携の推進、標準準拠システムへの円滑・安全な移行、それから、フジテレビ問題、公立病院の赤字と、次から次へいろいろな問題が起こっておりまして、まだまだ道半ばであると考えています。
  ただ、ご承知のように、それぞれどれも重要な問題ですが、まだ時間をかけて議論が必要な問題もありますし、また、まだまだ十分な議論をしなければいけないということもありますので、私としては、できることから片づけていくということしかないのではないかという気がしております。

自民党総裁選

問:
  総裁選の関係でお伺いいたします。昨夜、大臣は、岩屋外務大臣ですとか、中谷防衛大臣らと会合を持たれたとの報道もございます。総裁選に向けてどのようなお話をされたのか、差し支えない範囲でご紹介いただければと思います。
答:
  ご承知のように、去年の今日が総裁選の告示日で、1年間いろいろあったなと。特に最後の方でいろいろなことがあったので、簡単に言うと、山崎先生が我々を慰労してくれたというのがメインでありまして、山崎さんのお友達も来ていましたから、そういうきな臭い話はなくて、ただ、そういうことで、この1年間を振り返りながら、本当にお疲れさまでしたというのがメインでした。
問:
  次の総裁選の対応とか、そういった話は。
答:
  まだまだそんな、こっちはまだ仕事も残っているし、残念ながら辞任のショックも残っていますから、なかなか急にはなれないですね。

日本郵便における郵便物放棄・隠匿関連事案の状況

問:
 日本郵便について伺います。全国の郵便局員らによって、郵便物が放棄されたり、あるいは放置されたりして適切に届かなかった事案の一部を、日本郵便が公表していないケースがあるということを取材で確認して、今朝方報じました。この件について、監督官庁としての所感をお伺いできますでしょうか。
答:
  ご指摘の件については、現在、事実関係を確認中であります。
  総務省が令和4年に改定・公表した日本郵便株式会社に対する監督指針におきまして、「業務に関わる不祥事が生じた場合は、警察に相談中又は捜査中の事案を除き、速やかに公表が行われることを確保する。」こととしております。
  総務省としましては、日本郵便に対して、監督指針に沿って適切な対応を求めてまいりたいと考えております。
問:
  今回、2021年から2024年の間で非公表としていた事案が約30件、約4,000通あったということを取材で確認しています。今おっしゃった監督指針は2022年ということで、その後も、いわゆる、おっしゃった不祥事について非公表としていた事案があるということだと思うのですが、1つは、監督指針で示されている公表すべき不祥事の中に、今回報じております、放棄されたり、放置されたりして適正に届かなかった事案というのが含まれているとお考えか。それに加えて、監督指針が示されていながら非公表事案があったということについてのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
答:
 それについても、もう1回担当部局に精査させて、その報告を聞いてコメントしたいと思います。そのときに、また聞いてください。

問:
  それでは会見を終わります。
答:
  どうもお疲れさまでした。

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