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会見発言記事

村上総務大臣閣議後記者会見の概要

令和7年10月14日

冒頭発言

【普通交付税の繰上げ交付】
 
  令和7年台風第22号及び台風第23号に伴う災害につきまして、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
  総務省では、普通交付税の繰上げ交付として、災害救助法が適用された東京都八丈町及び青ヶ島村からの要望を踏まえまして、10月16日の交付決定に向けて、手続きを進めております。
  引き続き、被害状況などを踏まえながら、被災自治体の財政運営に支障が生じないように、適切に対応していきたいと考えています。
  詳細は、自治財政局にお問い合わせください。

質疑応答

宿泊税の新設

問:
 総務省行政に関して、宿泊税についてお伺いします。9月末に、新たに7自治体の導入について合意されました。京都市の値上げについても合意されて、導入に向けた議論を進めている自治体なども増えております。今後の広がりを見せる動向について、大臣として受け止めをお伺いできますでしょうか。
答:
 近年、ご承知のように、観光客の増加に伴いまして、宿泊や飲食といった消費活動が拡大する一方において、公共交通の整備やバリアフリー化といった受入環境の整備などに要する費用が増加する傾向にあります。
 こうしたことを背景に、各自治体においても宿泊税の導入が検討されているものと聞いております。
 自治体が自主性を発揮して行財政運営を行うためには、自らの判断と責任において課税自主権を活用して、財源確保を図ることは、地方分権を進める観点からも重要であると考えております。
 総務省としましては、課税自主権の一層の活用が進むよう、今後とも、自治体の相談に応じたり、必要な情報を提供するなど、自治体の支援を行っていきたいと考えております。

公明党の連立政権離脱

問:
 公明党が先日、自民党との連立政権から離脱することを発表されました。まず、この離脱を決めたことに対して、大臣としてご所感、ご意見があればお伺いします。
答:
  まず、総務大臣としては、それについてはコメントを差し控えたいと思います。
 ただ、皆さんご承知のように、毎日、毎日、情勢が刻々と変わっています。だから、どういうふうにこれから展開するかというのは、非常に読みづらいというか、はっきり言って誰も分からないと思います。ですから、日々一つ一つきちっと情報を取って、慎重に対応していく必要があるのではないかと思います。
 何といっても、一番友党であった公明党が離脱したということは、やはり自民党にとって非常に大きな打撃ですし、また、今後の選挙協力においても非常に大きい課題が残ると思うので、そういうことを考えながら慎重にやっていく必要があるのではないかと感じています。
問:
 関連でお伺いします。公明党側は、高市さんが企業団体献金の見直し、規制強化を名言しなかったことが離脱の理由だと説明しています。そのほかに、公明党への強硬派の麻生さんを要職に就けたことですとか、萩生田さんを要職に就けたことも理由だと言われております。高市さんですとか、新執行部の対応をどのようにご覧になっていらっしゃいますでしょうか。
答:
  皆さんが報道なさっているように、まず最初に公明党にご挨拶に行くところを玉木さんに会ったり、今、言われるように、お金の問題のあった方は、皆さん方の表現を借りると、採用するということは平手打ちに当たるのではないかと。
 友党というか、他党に対しても、もっと慎重な対応をすべきだったのではないかなと。覆水盆に返らずですが。
問:
 大臣としては、公明党さんに与党連立に戻ってもらうべきであるというお考えでよろしいでしょうか。
答:
  もちろん当然です。それに、石破さんのときは、非常に一生懸命サポートしてくれたのにこういうことになって、非常に私は残念だなという気がしています。
問:
 今の関連でお伺いします。公明党の離脱を受けて、自民党はさらに不安定な単独少数与党に陥ったと思います。今後も厳しい国会運営を強いられると思いますが、一部、総総分離という意見や、あと、総裁選をやり直すべきという案が一部議員から挙がっていると思うのですが、こちらについては、大臣、どのようにお考えでしょうか。
答:
  先に慎重にすべきと言ったことは、そういう含みもあって申し上げました。
 要するに、今の状況で公明党が離脱して、なおかつ、応援をいただける党がないとすれば、やはり非常に厳しい状況になるのではないかなと。
 その辺りをある程度解消してやらないと、大変なことになるような感じがするので、これからはやはり、もっと慎重にやるべきではないかということです。
 とにかく、今の状況は、日々刻々と変わるものですから確かなことは言えないし、また、きちんと情報を把握しないと、軽々にものを進めてはいけないのではないかなと感じています。

答:
  よろしいでしょうか。では、どうもありがとうございました。
問:
  ありがとうございました。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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