会見発言記事

　私から、冒頭発言をいたします。
 
【石川県視察について】
 
　明日13日に、石川県を訪問する予定でございます。
　石川県におきましては、まず輪島市を訪れ、令和6年能登半島地震に伴う輪島市大規模火災の現場視察や、輪島市長や地元消防本部の消防長、消防団長との面会を行うほか、金沢市では、石川県知事との懇談や、特別行政相談に対応した行政相談委員の皆さんとの懇談などを行います。
　現地にお伺いをいたしまして、こうして現場の声をお聞きすることで、今後の復旧・復興や、消防行政、そして、行政相談制度の推進等などに活かしていきたいと考えております。
　詳細は、行政評価局にお問い合わせください。
 
　私からは、以上でございます。

NHK新会長

問：

　 先般、NHKの新しい会長が選出されました。そのことに関して、所管官庁として期待と注文があればお願いいたします。

答：

　 我が国の放送は、公共放送であるNHKと、民間放送の二元体制の下で互いが切磋琢磨することで発展してきたものと認識しております。
　 昨今、放送を巡る視聴環境が急速に変化している中で、公共放送としての機能が十分発揮され、取材に裏打ちされた信頼性の高い情報や、国民・視聴者の相互利用の促進に資する情報が、国民・視聴者に対して届けられていくことがNHKに求められているものと考えております。
　 新たにNHK会長に任命される井上副会長には、視聴率にとらわれることなく、報道や教養を始めとする幅広く豊かで良い番組を放送するという公共放送としての役割を十分に発揮できますように尽力いただくことを期待しているところでございます。

衆議院議員総選挙における労務費

問：

　 大臣の昨年の衆議院選挙を巡る労務費について、いくつかお伺いします。昨日の衆議院総務委員会で、大臣は11人分の領収書は必ずしも実態と合致しないと明らかにされました。実態と合致しないというのは具体的にどういうことなのかお伺いします。弊社の取材では、労務費の支出先でお金を受け取っていないという人が複数おられましたが、そうしたことも含まれるのでしょうか。また、実態と合致しない領収書を出納責任者に渡した行為がなぜ起きたのか、その原因も併せて教えてください。最後に、選挙運動費用収支報告書の訂正はいつになるのか、また、いつどういう形でご説明の責任を果たすお考えなのかもお願いします。

答：

　 昨年の総選挙における労務費等に関するご指摘につきましては、第三者である弁護士の会の下で、事務所において確認作業を行っているところでございます。
　 今回、刑事告発がなされたとの報道もございますので、これ以上の詳細につきましてはご説明を差し控えたいと存じますが、いずれにせよ、確認の進め方につきましても、弁護士とよく相談しながら慎重に検討し、一つ一つ丁寧に作業を行う必要があると考えております。
　 今後、確認を終えたところで、現時点で判明をしている11名分の領収書を含め、速やかに選挙運動費用収支報告書の訂正を行う予定でございます。いずれにしても、確認の状況を踏まえながら、適時適切に対応したいと考えております。

問：

　 政治資金の労務費の関係で、追加で1点お願いします。政治資金収支報告書の公開などを所管する大臣として今回の責任について進退を含めてお考えを教えてください。

答：

　 先ほど申し上げましたが、その件につきまして刑事告発がなされたという報道がございますので、これ以上の説明を差し控えたいと思いますが、いずれにいたしましても、確認の状況を踏まえながら適時適切に対応したいと考えております。

問：

　 最終的な結果というのは、いつぐらいに公表される予定なのでしょうか。

答：

　なるべく年を越さないように、しっかり対応してまいりたいと思っております。

問：

　 それでは、終了したいと思います。ありがとうございました。

答：

　 はい、ありがとうございました。