総務省トップ > 広報・報道 > 大臣会見・発言等 > 林総務大臣閣議後記者会見の概要(令和8年4月24日)

会見発言記事

林総務大臣閣議後記者会見の概要

令和8年4月24日

冒頭発言

  冒頭、4件ございます。

消費者物価指数別ウィンドウで開きます

   まず、本日の閣議において、消費者物価指数について報告しました。
  3月の総合は、1年前に比べ1.5%の上昇、生鮮食品を除く総合は、1.8%の上昇となりました。
  なお、令和7年度平均の総合は、前年度に比べ2.6%の上昇、生鮮食品を除く総合は、2.7%の上昇となっております。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。

【岩手県大槌町の林野火災】

  次に、岩手県大槌町において、一昨日、「小鎚」「吉里吉里」2地区で林野火災が発生したところです。
  被災された方々や、避難を余儀なくされている方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
  現在把握している被害状況は、林野被害として、昨日20時時点で、小鎚地区で約105ヘクタール、吉里吉里地区で約326ヘクタール、計431ヘクタール。建物被害は、小鎚地区で7棟、吉里吉里地区で1棟、人的被害は、小鎚地区の避難所で転倒による軽傷1名が確認されているところでございます。
  消防機関の対応でありますが、昨日、消防庁長官から、緊急消防援助隊の出動の求めを行い、本日は、地元消防本部、消防団、岩手県全12本部の県内応援隊に加え、5道県、北海道、青森、秋田、宮城、山形からの緊急消防援助隊約440人、合計約700人体制で陸上からの消火を行うほか、消防防災ヘリ7機、自衛隊ヘリ6機合わせて13機体制で、空中からの消火等を行うこととするとしております。
  また、消防庁職員3名を現地派遣し、被害状況等の把握に努めているところでございます。
今後とも、地元消防機関等と緊密に連携し、状況を見極めながら、躊躇なく必要な部隊を投入し、延焼の拡大防止と住民の安心確保に向けて全力を挙げてまいります。
  通信関係につきましては、大槌町の一部のエリアにおいて、携帯電話サービスの一部が利用できない状況となっておりましたが、通信事業者の応急復旧により、現在、エリア支障は解消しております。
  当該エリアでは、他の通信事業者のネットワークを臨時に利用できる非常時事業者間ローミングが提供されております。
  また、現時点において、放送局の停波に関する被害情報は承知をしておりません。
  引き続き、情報収集に努めてまいります。

地方財政ダッシュボードの公開別ウィンドウで開きます

  3件目ですが、総務省では、地方財政状況調査により、地方自治体の決算に関する統計として全自治体の歳入・歳出を把握しております。
  このたび、デジタル庁と連携いたしまして、市町村分のデータについて、直感的な操作が可能で、視覚的にわかりやすい分析ツールとして地方財政ダッシュボードを整備し、本日公開いたしました。
  各自治体において、このダッシュボードを他団体との比較を通じた自らの団体の財政上の特徴・課題の把握、住民の方への財政状況のわかりやすい説明などに活用することを期待しております。
  なお、今回は市町村分でございますが、今後、都道府県分の公開も予定しております。
  詳細は、自治財政局にお問い合わせください。

【令和7年度における地域おこし協力隊別ウィンドウで開きます及び地域活性化起業人別ウィンドウで開きますの状況等】

  4件目でありますが、地域おこし協力隊及び地域活性化起業人に関しまして、令和7年度の状況等について調査結果がとりまとまりました。
  まず、地域おこし協力隊については、令和7年度に活動した隊員の数は、前年度から286名増の8,196名となりました。
直近5年に任期を終了した隊員の定住率は、70%であり、うち、同一市町村内に定住した隊員の46%が起業されておられます。
  地域おこし協力隊については、地域の活性化・移住促進の両面で効果が出ていると考えておりまして、隊員数1万人の目標に向けて、引き続き、戦略的な情報発信やサポート体制の強化を進めてまいります。
  次に、令和7年度の地域活性化起業人の数は前年度に比べ、約1.5倍の1,215人となり、また、企業派遣型について、派遣元の企業数は前年度より85社増の475社となり、いずれも過去最高となりました。
  令和7年11月から、自治体や企業等が、オンライン上で相互に交流できるマッチングプラットフォームを構築しておりまして、こうしたツールも活用しながら、今後も地域活性化起業人制度の更なる推進を図ってまいります。
  今後とも、地域が多様な人材を確保し、地域活性化が図れるようしっかりと取り組んでまいります。
  詳細は、地域力創造グループにお問い合わせください。

  私からは、以上です。

質疑応答

地域おこし協力隊員数の評価と取組

問:
 今、冒頭発言にございました地域おこし協力隊に関して、隊員数が過去最多を更新したということですが、こちらの現在の隊員数について大臣はどのように評価をしているか伺います。また、今後目標1万人ということで、今後どのように具体的に取り組んでいくかという点についても、あわせてお願いいたします。
答:
 地域おこし協力隊の隊員数につきましては、令和元年度以降、毎年、過去最多を更新してきておりまして、令和7年度においては、前年度から286名増加し、8,196名となりました。
 これまでの取組によりまして、制度への関心が広がり、全国各地で協力隊の活動が着実に定着していることの表れであると考えております。
 今後の取組につきましては、隊員数を1万人に増やすということを目標に、制度に関心のある層の応募につなげるため、大学生を含む若者、女性、シニア層などを対象とした戦略的広報を行い採用者数の増加を図るほか、隊員の受入・サポートなどのノウハウを自治体に伝授するアドバイザーの派遣や、自治体や隊員からの相談に対応するサポートデスクの運営など、自治体における受入・サポート体制の強化を図るための取組を着実に進めてまいります。

SNS年齢確認厳格化

問:
 先日22日の有識者会議で、総務省からSNS利用に関して事業者に対する年齢確認の厳格化を求める論点整理案が示されました。海外ではSNS利用に年齢制限を加える法令を定める動きもありますけれども、厳格化に関して総務省としての狙いとともに、今後どのような形で事業者に要請していくことになるのかお教えください。お願いします。
答:
 年齢確認につきましては、現在、多くのプラットフォームサービスにおいて利用者による自己申告が採用されておりますが、例えば、年齢を偽る申告が行われた場合には、事業者による保護措置が適切に機能せず、青少年に対するリスクが高まるということが課題とされてきたものと認識しております。
 総務省におきましては、インターネット上の違法・有害情報からの青少年保護策について検討を行うため、昨年9月に有識者会議を設置し、各事業者における取組や海外動向なども参考にしながら議論を進めてまいりました。
 一昨日の同会議において、こどもの安心・安全の確保を前提に、情報アクセスと利用制限のバランスが必要であるといった共通認識を踏まえまして、各事業者に対し、自社サービスのリスク評価とリスクに対応する機能制限・保護措置の実施・公表、当該保護措置の前提となる使用年齢制限の設定及び確認の厳格化などに取り組むべきといった議論をいただいたところでございます。
 同会議では、本年の夏頃を目途に議論の結果を取りまとめいただく予定でございまして、SNS事業者を含む各関係者への対応については、この取りまとめを踏まえながら、こども家庭庁等の関係省庁と連携の下で、適切に検討してまいりたいと考えております。

放送分野の海外展開支援

問:
 昨日、参議院の総務委員会で、JICT、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構の設置期限を10年延長する法律改正案が可決されました。JICTのこれまでの投資案件は、ほとんどが通信分野で、放送関連はミャンマーで頓挫した放送設備・コンテンツ提供事業の1件だけですが、答弁では、引き続き放送分野についても探求していく方針が述べられました。一方、実写コンテンツ海外展開強化の官民協議会でも民間投資に向けた環境整備が議論されており、7年後に輸出額をこれまでの30倍近い2,500億円に伸ばすという高い目標が掲げられました。こうした中で、JICTも活用しプロジェクトを組成するなどして支援していく可能性など検討されているのか、総務省としての展望をお聞かせください。
答:
 今般、実写コンテンツ展開力強化官民協議会でとりまとめられましたアクションプランでは、海外展開や配信も当初から目指すモデルへの転換に向けて、コンテンツの製作支援や、日本企業が参画する配信プラットフォームの海外展開支援などの取組を行うことを通じまして、放送・配信コンテンツを軸とする実写コンテンツの海外輸出額の増大を目指すこととされております。
 例えば、日本企業が海外現地においてコンテンツ配信などを行うような事業についても、JICTの支援基準を満たす場合にはJICTによる支援対象となり得るものでありまして、今後、JICTには、海外の実写コンテンツ市場の開拓に向けた民間投資の呼び水としての役割を果たしていくことを期待しております。
 総務省としても、JICTとも適切に連携をしながら、日本の実写コンテンツの海外輸出額の増大に向けて、海外展開の取組を推進してまいります。

問:
  これで終了いたします。ありがとうございました。
答:
  はい。ありがとうございました。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

ページトップへ戻る