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会見発言記事

林総務大臣閣議後記者会見の概要

令和8年5月12日

冒頭発言

  冒頭、3件ございます。
 
家計調査結果別ウィンドウで開きます
 
  まず、本日の閣議において、家計調査結果について報告いたしました。
  2人以上の世帯の3月の消費支出は、1年前に比べ実質2.9%の減少となりました。
  また、令和7年度平均の消費支出は、前年度に比べ実質0.1%の増加となりました。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。
 
【欧州出張】
 
  2件目です。5月1日から7日まで、モルドバ、ルクセンブルク、ベルギーの3か国を訪問しました。
  まず、モルドバ及びルクセンブルクでは、AIやサイバーセキュリティ等に関する協力を強化するため、それぞれの担当大臣と会談し、両国との間で初となるデジタル分野に関する協力覚書に署名いたしました。
  また、次にベルギーでは、第4回日EUデジタルパートナーシップ閣僚級会合において、松本デジタル大臣及び越智経済産業大臣政務官と日本側の共同議長を務め、共同声明を発表いたしました。
  さらに、EU側の共同議長を務められましたヴィルックネン欧州委員会上級副委員長と会談し、総務省と欧州委員会との間のインターネット上の違法情報等の対策に係る情報交換を目的とした協力取決めへの署名に立ち会いました。
  この他、日本との友好関係について、JETプログラム経験者と意見交換を行いました。
  この成果を活かしまして、欧州各国とのデジタル分野に係る国際連携を更に進めてまいります。
  詳細は、国際戦略局にお問い合わせください。
 
ふるさと納税のポータルサイト運営事業者に対する手数料引下げに向けた要請別ウィンドウで開きます
 
  3件目であります。ふるさと納税のポータルサイト運営事業者に対する手数料引下げに向けた要請について申し上げます。
  ふるさと納税につきましては、先日3月31日、自治体が活用できる寄附金の割合を高めるなどの見直しが盛り込まれた地方税法改正法が成立したところでございますが、令和8年度与党税制改正大綱や国会における委員会決議におきましては、自治体の区域外に流出するポータルサイト事業者など外部の事業者に支払う手数料等につきましてできる限り縮減していくことについてご指摘があったところでございます。
  今回、各ポータルサイト運営事業者に支払われた手数料等に関して改めて調査を行い、本日その結果をとりまとめました。
  まず、令和6年度におけるふるさと納税受入額1兆2,728億円のうち、94.5%に当たる1兆2,025億円がポータルサイトを経由した寄附となっております。
  一方で、ポータルサイト運営事業者に対し支払われた金額は2,559億円であり、ポータルサイト経由の受入額の21.3%となります。
  ここには返礼品の調達や送付に要する費用も入っていることから、これらを除外しますと、ポータルサイト運営事業者に対し支払われた金額は1,379億円となり、手数料率が11.5%に達しているものと考えております。
  また、このうちポータルサイト上位4社に対する手数料は1,249億円と全体の90.6%を占めております。
ポータルサイト運営事業者と個別に手数料の減額交渉を行った自治体からは、一切、減額に応じていただけなかったという声も聞かれております。
  また、総務省に対し、手数料率引下げに向けた取組を求める要望も多数いただきました。
  税制上の控除を利用して集められたふるさと納税は、まさに公金でありまして、自治体における行政サービスの充実や地域振興のために活用されるべきものであります。ポータルサイト運営事業者の方々にも、この点についてご理解をいただき、対応していただきたいと考えております。
  総務省といたしましては、今回の調査結果を踏まえ、今月中に、ポータルサイト運営事業者に対し、手数料の引下げに取り組まれるよう要請してまいります。
  詳細は、自治税務局にお問い合わせください。
 
  私からは、以上です。

質疑応答

ふるさと納税のポータルサイト運営事業者に対する手数料引下げに向けた要請

問:
 冒頭のご発言にありましたふるさと納税の関係ですが、今回の調査により、2024年度に地方団体からポータルサイト運営事業者に実質的な手数料として支払われた金額が1,379億円、手数料率に換算して11.5%であることなどが明らかになりました。この結果について、大臣の受け止めをもう少しお伺いしたいのと、事業者に対しての要請活動を行っていくとのことですが、要請者や要請相手についても少し具体的に今後の動きを含めて教えていただけるとありがたいです。お願いします。
答:
 ふるさと納税は、ふるさとや、お世話になった自治体への感謝の気持ちを伝え、税の使い道を自分の意思で決めることを可能とするものとして創設された制度でございます。
 税制上の控除を利用するふるさと納税で寄せられた寄附金は、まさに公金でありまして、今回の調査において、ポータルサイトへの実質的な手数料だけで見ても1,379億円もの高額に達していることについて、私としても強い問題意識を有しております。
 国会等において指摘されているように、できる限りその縮減を図る必要があると考えており、今月中にも、大手ポータルサイト運営事業者等が参加する一般社団法人ふるさと納税協会及びその会員企業に対しまして、担当局長から直接、手数料の引下げに取り組まれるよう要請してまいりたいと考えております。

モルドバ共和国との協力覚書

問:
 冒頭にありましたヨーロッパ訪問のうち、モルドバとの協力覚書には、サイバーセキュリティが盛り込まれました。ロシアに実効支配される地域もありまして、また、実際にサイバー攻撃によって重要インフラの機能停止など被害を受けたモルドバの経験から、我が国として何が得られるのか、大臣のご所見をお伺いします。
答:
 ご指摘がありましたように、5月2日、モルドバ共和国の経済発展・デジタル化省との間で、サイバーセキュリティ分野の協力を含むデジタル分野における協力覚書に署名をいたしました。
 サイバー空間は、国民生活や社会経済活動を支える基盤でありまして、近年の地政学的緊張を背景として、サイバー攻撃による脅威が増大しております。
 今回のモルドバ訪問では、モルドバにおける選挙時を含むサイバー攻撃の被害状況などをお伺いすることができました。外交上のやり取りでございますので詳細は差し控えますが、モルドバの実際のサイバー事案の経験は、我が国にとって大いに参考になると考えております。
 総務省としては、自由、公正かつ安全なサイバー空間を実現するため、今回の協力覚書に基づきまして、モルドバと相互に知見を共有しながら取組を進めてまいりたいと考えております。

総裁選における中傷動画に関する報道

問:
 高市総理の陣営が、昨年の総裁選で、大臣、他候補を中傷するような動画をSNSに投稿したとの週刊誌報道がありまして、昨日の決算委員会でも話題に出ていましたが、大臣、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
答:
 記事自体を詳細に承知しておりませんので、また、総裁選ということで、私、ここには総務大臣として立っておりますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。

問:
  ありがとうございます。これで大臣会見を終わります。
答:
  ありがとうございます。
大臣の動画はこちら(YouTube別ウィンドウで開きます

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