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会見発言記事

瀧野総務事務次官記者会見の概要

平成21年4月6日

冒頭発言

特にこちらからはございませんので、何か、ございましたらどうぞ。

質疑応答

北朝鮮からの飛翔体事案

問:
 昨日ですね、北朝鮮からミサイルと思われる飛翔体が発射されました。それを受けて政府はEm-Net等を通じて、地方自治体に連絡をされたかと思うのですが、Em-Netでは、長崎で通じなかったという事例もありましたけれども、総じて今回の地方自治体への情報の伝達体制について、どのように総括されるのかというのが1問と、もう1問は、飛翔体の先端に付けられたという北朝鮮が主張している通信衛星からの電波というのをこちらの方で監視されて、結果、昨日の時点では確認されなかったということですが、その後、その通信の確認についてはどのような状況にあるのでしょうか。この2点、お願いします。
答:
 まず昨日の北朝鮮の飛翔体の発射についての伝達関係ですけれども、総務省におきましては、昨日の11時33分、官邸からEm-Netを通じまして発射情報が入ったのを受け、直ちに全国の都道府県に消防防災無線のFAXにより一斉送信しまして、11時37分には全都道府県に情報の伝達が完了いたしました。今、お話がありましたようにこのほかに市区町村には官邸からEm-Netで直接、発射情報が伝達されたということでございます。
 消防庁が調査したところによりますと、都道府県におきましては、こういったEm-Netなり、あるいは消防の防災無線のFAXを受けまして、全市区町村に情報を伝達したと。平均して、県下の市町村に4分間程度で送信を完了しているということでございます。
 それから防災行政無線を通じまして、今度は住民に対する情報伝達ということも行われたところもあるわけでございますけれども、全1,800市区町村中、29都道府県、118市町村において個々の住民に情報伝達が行われたということのようでございます。
 Em-Netについては、我々の所管でありませんので、詳細は分かりませんけれども、少なくともこの防災無線のFAX送信に関しては、トラブルもなく情報伝達できたというふうに考えているところでございます。
 それから2点目の北朝鮮が打ち上げたと主張している人工衛星の関係でありますけれども、朝鮮中央通信の昨日の報道によりますと、470MHz帯の電波で金日成将軍の歌とか、金正日将軍の歌といった旋律とデータが送信されているというふうに報じられたわけです。で、昨日の時点では、我々の三浦電波監視センターでそれについては確認できなかったわけでございますけれども、本日も今までのところ、北朝鮮の人工衛星からと思われる電波の発射は確認されておりません。以上でございます。

国直轄事業負担金

問:
 次官、茨城県知事が、08年度予算で計上していた直轄工事の負担金について、予算執行してないというようなことを会見で述べられているようなのですけれども、そういった事実関係は把握されているのかということと、それから地方財政法上、問題がないのかということをお伺いしたいのですが。
答:
 それについては、私ども聞いておりませんけれども、08年度の決算というか、出納閉鎖は5月でしょうから、その中でどういうふうに対応されるかだというふうに思いますが、いずれにしても国直轄負担金について一定の事業が行われた場合に、法律上の規定としては地方負担というものが規定されているわけです。そういった法律の規定の中で対応していただけるものだろうというふうに思います。今後、その直轄負担金についてどういう考え方でいくのかということは、もちろんいろいろな議論があるかと思います。
問:
 よろしいですか。
答:
 どうもありがとうございました。

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