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報道資料

令和5年2月28日

「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の受賞者の公表(令和5年2月28日)

 総務省は、平成29年より、サイバーセキュリティ対応の現場において優れた功績を挙げている個人・団体を「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」として表彰しています。この度、令和5年の「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の受賞者を決定しましたので、公表いたします。

1 概要

 近年、サイバー空間と実空間の一体化により社会に豊かさがもたらされる一方で、悪意ある主体がサイバー空間を利用することによるリスクも増大しています。サイバーセキュリティの確保は、安心安全な国民生活や、社会経済活動の力強い発展の観点から、極めて重要な課題となっています。

 そこで、総務省は、平成29年度より、サイバーセキュリティ対応の現場において優れた功績を挙げられ、今後も更なる活躍が期待される個人又は団体(チーム)を自薦又は他薦により募集し、その中から実績等を踏まえ、「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」として表彰しています。

2 「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の審査結果

 有識者である選考委員(別紙)PDFによる選考委員会を開催し、その結果を踏まえ、2個人・1団体に本奨励賞を授与することを決定しました。受賞者の功績の概要は以下のとおりです。

個人:2名(敬称略)
氏名 功績の概要
(もり) 達哉(たつや)
早稲田大学 教授

IoTセキュリティ、Webセキュリティをはじめとしたサイバーセキュリティに関する研究に精力的に取り組み、その成果がトップカンファレンスの論文に採択されるなど、我が国のサイバーセキュリティ研究の国際競争力向上に大きく寄与している。

また、実践的教育活動を通じて学生が高度なサイバーセキュリティの専門知識・技術を身に付ける機会を設けるなど、我が国のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献をした。

七條(しちじょう) 麻衣子(まいこ)
株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室 客員研究員 他

初心者向けのIT利用相談業務を経て、講演、研修などを通じたサイバー犯罪に関する啓発活動を積極的に行う中で、特に、大規模なセキュリティ対策活動において見逃されがちな、若年層や高齢者などの弱者が巻き込まれる事案について積極的に調査、対応、周知の活動を行っている。

また、警察向けの研修を通じて、サイバー犯罪に関する住民からの相談への対応力向上を目指す我が国のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献をした。

団体:1団体(敬称略)
団体名 功績の概要
SECCON CTF運営チーム
・インフラ&NOCチーム
(CTF運営チーム代表:前田(まえだ) 優人(ゆうと)(株式会社サイバーディフェンス研究所)、
インフラ&NOCチーム代表:野村(のむら) 敬太(けいた)(株式会社MIXI))

20代・30代を中心とした少人数のチームで我が国最大のセキュリティコンテストにおいて攻撃・防御両者の視点を含むセキュリティの総合力を試すハッキングコンテストとして、国内外から700チーム以上が参加するCTFを成功裏に実施し、セキュリティエンジニアの技術力向上に寄与することで、我が国のサイバーセキュリティの向上に多大な貢献をした。

関係報道資料

連絡先
総務省サイバーセキュリティ統括官室
(担当:廣瀬統括補佐、森主査)
 電話:03-5253-5749(直通)
 FAX:03-5253-5752

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