1 JETプログラムとは
JETプログラムとは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下、地方公共団体が主体となって実施している国際的な人的交流事業です。本事業は、外国語教育の充実を図るとともに、地域レベルでの国際交流を推進することを目的としており、本年度で29年目を迎えます。
来日する参加者は、日本全国の学校で外国語を教えたり、地域における国際交流活動に携わることにより、地域の住民と様々な形で交流を深めています。
参加者の累計が平成27年度で62,517人となる、世界最大規模の人的交流プログラムであり、全国各地の地域における国際化に寄与するとともに、参加者は帰国後も日本理解の促進に貢献しています。
2 参加人数
本年度新たに1,958人を加え、昨年度からの参加人数を合わせ4,786人となります。職種別の内訳は次のとおりです。
<職種別内訳>
うち平成27年度
新規参加者
ALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher) |
4,404人 |
1,806人 |
CIR(国際交流員:Coordinator for International Relations) |
372人 |
148人 |
SEA(スポーツ国際交流員:Sports Exchange Advisor) |
10人 |
4人 |
ALT:小学校や中学校・高等学校等で外国語活動や外国語授業等の補助・協力に従事
CIR:地方公共団体の国際交流担当部局等に配置され、国際交流活動に従事
SEA:スポーツを通じた国際交流活動に従事
3 参加者の出身国
本年度のJET参加者の出身国は43か国であり、これまでの累計は65か国です。
(平成27年度参加者の出身国)43か国
〈北 米〉 2か国…アメリカ、カナダ
〈欧 州〉13か国…英国、アイルランド、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、
イタリア、ベルギー、フィンランド、スイス、オランダ、ラトビア、
ウズベキスタン
〈大洋州〉 6か国…オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、トンガ、サモア、パラオ
〈アジア〉 9か国…中国、韓国、モンゴル、インドネシア、フィリピン、
シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム
〈中南米〉8か国…ブラジル、ペルー、アルゼンチン、ジャマイカ、バルバドス、
セントルシア、トリニダード・トバゴ、
セントビンセント及びグレナディーン諸島
〈アフリカ〉4か国…南アフリカ、ガーナ、ケニア、エジプト
〈中 東〉 1か国…トルコ |
4 受入地方公共団体数
886団体(46都道府県、840市町村)
※市町村には特別区が含まれています。
(参考)
平成27年度JETプログラム新規参加者(夏来日者)の主な予定
○来日オリエンテーション
・日時:7月27日〜28日(800人規模)及び8月3日〜4日(1000人規模)
・場所:京王プラザホテル (東京都新宿区西新宿2−2−1)
東京でのオリエンテーションを受けた後、北海道から沖縄まで全国各地へ赴任し、学校での語学指導や地域における国際交流活動等に従事することとなります。