令和元年度のJETプログラムにおいては、新たに2,091人の外国青年を招致することとなります 。これにより、昨年度からの再任用者3,670人を含め、57か国からの外国青年5,761人が、各地域の学校での語学指導や地域における国際交流活動等に従事することとなります 。
1 JETプログラムとは
「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下、地方公共団体等が主体となって実施している国際的な人的交流事業です。本事業は、外国語教育の充実を図るとともに、地域レベルでの国際交流を推進することを目的としており、本年度で33年目を迎えます。
来日する参加者は、日本全国の学校で外国語を教えたり、地域における国際交流活動に携わることにより、地域の住民と様々な形で交流を深めています。
参加者の累計が令和元年度で70,661人となる、世界最大規模の人的交流プログラムであり、全国各地の地域における国際化に寄与するとともに、参加者は帰国後も日本理解の促進にも貢献しています。
2 参加人数(職種別)
( )は令和元年度新規参加者
ALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher) |
5,234人 |
(1,885人) |
CIR(国際交流員:Coordinator for International Relations) |
514人 |
(203人) |
SEA(スポーツ国際交流員:Sports Exchange Advisor) |
13人 |
(3人) |
合計 |
5,761人 |
(2,091人) |
ALT:小学校・中学校や高等学校等で外国語活動や外国語の授業等の補助・協力に従事
CIR:地方公共団体等の国際交流担当部局等に配置され、国際交流活動に従事
SEA:スポーツを通じた国際交流活動に従事
3 参加者の出身国
57か国
〈北 米〉 2か国…アメリカ、カナダ
〈欧 州〉 26か国…英国、アイルランド、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、
イタリア、ベルギー、フィンランド、オーストリア、スイス、
オランダ、ポーランド、ラトビア、ウズベキスタン、スロベニア、
クロアチア、ブルガリア、ハンガリー、カザフスタン、ノルウェー、
スウェーデン、デンマーク、マルタ、エストニア、リトアニア
〈大洋州〉 4か国…オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、トンガ
〈アジア〉 11か国…中国、韓国、モンゴル、インドネシア、フィリピン、
シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、インド、ミャンマー
〈中南米〉 9か国…ブラジル、ペルー、アルゼンチン、ジャマイカ、バルバドス、
トリニダード・トバゴ、メキシコ、チリ、
セントビンセント及びグレナディーン諸島
〈アフリカ〉4か国…南アフリカ、セーシェル、タンザニア、エチオピア
〈中 東〉 1か国…トルコ
※これまでの累計:75か国
4 受入団体数
1,085団体(45都道府県、864市町村等、176学校法人(私学)等)
※市町村等には特別区及び一部事務組合が、学校法人(私学)等には公益財団法人が含まれています。
5 今後のスケジュール
令和元年度JETプログラム新規招致者のうち約2,000人が7月28日、8月4日、8月18日の3回に分かれて来日する予定です。東京でオリエンテーションを受けた後に、全国各地へ赴任し、学校での語学指導や地域における国際交流活動等に従事することとなります。