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報道資料

平成27年1月27日
情報通信政策研究所

「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」の開催

総務省情報通信政策研究所では、インテリジェント化が加速しているICTが社会にどのような影響を与えるかを展望し、課題の整理と今後の取組に係る提言を行うため、「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」を開催します。

1 背景・目的

 ICTのインテリジェント化が止まるところを知らない。2045年にはコンピュータの能力が人間を超え、技術開発と進化の主役が人間からコンピュータに移る特異点(シンギュラリティ)に達するとも議論されるなど、その処理能力は加速度的に高まっています。また、IoTやヒトに係る情報を含む各種センシング技術の進化によって、無限とも言える多種多様な情報が収集・活用されるようになっています。
 ビッグデータ、人工知能、ロボット等を通じて、既に私たちはこれら技術の恩恵を受け始めています。しかしこれらは始まりであって、十年後、二十年後には、今の私たちにはSFとも思われる世界が広がっている可能性があります。
 
  •  この技術進歩は、社会をどのように変えていくのか。新たな世界において、コンピュータ・機械と人間の関係はどのように変化していくのか。私たちが新たな技術を使いこなすためには、何を考えておく必要があるのか。
  •  この技術進歩の中で主要プレーヤーの立場を確保しようとする動きが、諸外国において官民を問わず進んでいる中にあって、ICT分野において世界をリードしてきた我が国が、この変化に正面から向き合い、更なる高みを求めていくためには何が必要か。
  このような問題意識を背景に、本研究会を開催します。研究会では、情報通信、ビッグデータ、人工知能、脳科学、認知心理学等の分野の関係者が一堂に会し、分野の壁を越えて議論することで、今後の発展や社会へのインパクトを総合的に展望するとともに、関連分野における我が国の国際競争力強化の在り方等について、課題の整理と今後の取組に係る提言を行います。

2 主な検討事項

(1)ICTインテリジェント化のもたらす可能性
(2)具体的分野における可能性
(3)社会へのインパクト
(4)ビジネス展開、国際競争における展望
(5)政策課題

3 構成員

別紙のとおり

4 スケジュール

平成27年2月6日(金)16時30分から第1回研究会を開催する予定です。
連絡先
情報通信政策研究所 調査研究部
担当:小津調査研究部長、吉田主任研究官
電話:03−5253−5496(直通)
FAX:03−5253−5497

構成員一覧

荒木英士       グリー株式会社 取締役 執行役員
 
岩田一政       公益社団法人日本経済研究センター 理事長
 
岩本敏男       株式会社NTTデータ 代表取締役社長
 
江田麻季子    インテル株式会社 代表取締役社長
 
川上量生       株式会社ドワンゴ 代表取締役会長 CTO
 
川妻庸男       富士通株式会社 執行役員常務 CTO&CIO
 
下條信輔       カリフォルニア工科大学 ボルティモア冠教授
 
関口和一       日本経済新聞社 論説委員 編集委員
 
西川 徹        株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 最高経営責任者
 
松尾 豊        東京大学工学系研究科 准教授
 
村井 純        慶應義塾大学環境情報学部 学部長
 
森川博之       東京大学先端科学技術研究センター 教授


(注)敬称略、五十音順
 

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