総務省情報通信政策研究所は、東京大学大学院情報学環 橋元良明教授ほかとの共同研究として「平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を実施し、その報告書等を取りまとめましたので公表します。
1 背景・目的
本調査は、インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにすることを目的として、東京大学大学院情報学環 橋元良明教授ほか※との共同研究により平成24年から毎年実施している調査です。(今回で7回目の調査)
※ 東京経済大学コミュニケーション学部准教授 北村智氏、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター特任助教 河井大介氏
2 調査報告書の主なポイント
- 1日当たりのテレビ(リアルタイム)視聴時間は平日156.7分、休日219.8分(平日は減少傾向だが、休日は微増。)。インターネット利用時間は平日112.4分、休日145.8分(ともに調査開始時から一貫して増加。)。
- 1日当たりのインターネット利用時間の内訳を見ると、平日はメールが最も長く(30.8分)、次いでソーシャルメディア(26.7分)。休日は動画投稿・共有サービスが初めて最も長くなり(36.6分)、次いでソーシャルメディア(35.6分)。
- スマートフォンの利用率は前年の80.4%から更に87.0%に増加。
- ユーザ同士の交流等を主な目的とするソーシャルメディア系サービス/アプリの中で利用率が高いのは、LINE82.3%、Twitter37.3%、Instagram35.5%、Facebook32.8%の順。
- メディアとしての信頼度は、新聞68.6%、テレビ63.7%、インターネット32.2%、雑誌16.8%で順位変わらず。
3 添付資料
4 資料の入手方法
報告書及び報告書概要については、総務省ホームページ(
http://www.soumu.go.jp)の「報道資料」欄に、本日(9月13日(金))14時を目途に掲載するほか、総務省情報通信政策研究所調査研究部(総務省11階)において閲覧に供するとともに配布します。
<関係資料>