総務省情報通信政策研究所は、平成28年10月から「AIネットワーク社会推進会議」(議長:須藤 修中央大学国際情報学部教授、中央大学ELSIセンター所長、東京大学大学院情報学環特任教授)を開催し、AIネットワーク化に関する社会的・経済的・倫理的・法的課題について検討を行っています。
今般、同会議において、「報告書2022」が取りまとめられましたので、公表します。
1 経緯等
総務省情報通信政策研究所は、平成28年10月から、社会全体におけるAIネットワーク化の推進に向けた社会的・経済的・倫理的・法的課題を総合的に検討することを目的として、マルチステークホルダの参加を得て「AIネットワーク社会推進会議」を開催し、平成29年7月には「国際的な議論のためのAI開発ガイドライン案」を、令和元年8月には「AI利活用ガイドライン」を策定・公表してきました。また、令和2年度以降は、AIの開発者やサービスプロバイダ、ビジネス利用者、消費者的利用者等に対するヒアリングを通じて把握した取組等を取りまとめ「報告書2020」及び「報告書2021」を公表しました。
同会議においては、「報告書2021」の公表後も、「安心・安全で信頼性のあるAIの社会実装」の更なる推進に向け、引き続き、AIの社会実装に関する意欲的・先進的な取組に係るヒアリング等を行ってきました。今般、ヒアリング等により収集した取組事例の他、上記ガイドラインのレビュー、海外動向等を踏まえ、「報告書2022」を取りまとめましたので、公表します。
今後も、「安心・安全で信頼性のあるAIの社会実装」の更なる推進に向けた取組を進めてまいります。
2 報告書の概要
ヒアリング等を踏まえ、次の事項等について取りまとめを実施。
(1) AIネットワーク化をめぐる最近の動向
(2) 「安心・安全で信頼性のあるAIの社会実装」の推進の取組(取組事例の取りまとめ)
(3) AI開発ガイドライン及びAI利活用ガイドラインに関するレビュー
(4) 今後の取組
3 添付資料
<参考>