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報道資料

令和5年1月30日

令和5年「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の取組

 総務省は、青少年が安心・安全にインターネット等を利活用できる環境の整備に向けて、「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を本年も2月から5月まで実施します。

1 目的

 近年、青少年によるスマートフォン等のインターネット接続機器の利用が急速に進んでおり、多くの青少年がSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等を利用するようになっています。
 一方、こうした機器の長時間利用による生活習慣の乱れや、不適切な利用により、思いがけず他人のプライバシーを侵害してしまったり、SNSを利用した誘い出し等により青少年が犯罪被害に巻き込まれる事例、逆に青少年が犯罪の加害者となってしまう事例等、深刻な問題も発生しているところです。
 未来を担う青少年が、このようなリスクに対する適切な対応を理解した上で、スマートフォンやSNS等を正しく利活用できる環境を整えることが非常に重要となっています。
 このような認識の下、総務省では、青少年がインターネットの利用に起因する犯罪やトラブルに巻き込まれることを防止し、スマートフォンやSNS等を安全・安心に利用できるよう、青少年が初めて自分のスマートフォン等を手にする時期でもある春の卒業・新入学・進級の時期に特に重点を置き、関係府省庁や関係事業者・団体と連携・協力し、啓発活動等の取組を集中的に展開します。

2 令和5年「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の取組

 総務省は、携帯電話事業者等の情報通信関連企業や各種団体と連携して、ペアレンタルコントロール(保護者による管理)の推進、効果的なフィルタリング等の利用、話し合いによる家庭内ルールづくりの促進、インターネットを適切に活用する能力の向上推進に資する啓発活動等の取組を集中的に展開していく予定です。
 
【取組の例】
〇 総務省による2023年版「インターネットトラブル事例集」の作成・公表及び教育委員会等への周知
〇 総務省、一般財団法人マルチメディア振興センター、民間事業者等の連携による、インターネットの安心・安全な利用に関する普及啓発講座(「e-ネットキャラバン講座」)や、携帯電話事業者等による啓発講座の実施
〇 総務省及び関係省庁による一般社団法人全国高等学校PTA連合会及び公益社団法人日本PTA全国協議会に対する、保護者等への啓発の強化の協力の依頼
〇 総務省の地方総合通信局等とPTA、教育委員会等の連携によるフィルタリング説明会をはじめとした地域でのインターネットの安心・安全な利用に係る啓発活動の展開
〇 携帯電話事業者各社や販売代理店によるフィルタリング利用促進のための説明ツールの作成や店頭での配布等を通じた丁寧な説明の推進、全国の携帯ショップ店頭等での啓発動画の放映
〇 一般社団法人安心ネットづくり促進協議会による周知媒体を活用したインターネットの安心・安全な利用に係る啓発活動
○ 総務省、マルチメディア振興センター、一般社団法人電気通信事業者協会、安心ネットづくり促進協議会等の連携による、改正民法(昨年4月施行)によって成年年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえた周知

3 その他

 「春のあんしんネット・新学期一斉行動」では、上記に記載された取組以外にも、随時関係者による取組が展開される予定です。取組の具体的内容等については、安心ネットづくり促進協議会ホームページ(https://www.good-net.jp/)や総務省の総合通信局等のホームページにおいて掲載予定です。
連絡先
総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政第一課
(担当:竹内課長補佐、清水係長、千葉官)
電話:03-5253-5867
情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室
(担当:畠山課長補佐、森野主査、山野官、井内官)
電話:03-5253-5743

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