総務省は、令和2年度から新たに実施する電波資源拡大のための研究開発課題に係る提案について、令和2年6月16日(火)から同年7月15日(水)までの期間、改めて公募を行いますのでお知らせします。
1 公募期間
令和2年6月16日(火)から同年7月15日(水) 17時(必着)
2 公募を行う研究開発課題
次表の電波資源拡大のための研究開発課題について提案を公募します。実施予定額は表中のとおりですが、外部評価の結果等を踏まえ確定します。
研究開発課題 |
技術課題 |
実施予定額※ |
実施期間 |
(初年度上限) |
(目途) |
HAPSを利用した無線通信システムに係る周波数有効利用技術に関する研究開発 |
固定通信システム |
ア |
5G網等と連携したHAPSシステムの全体設計/評価及び回線制御技術 |
5.7億円 |
4年間 |
イ |
HAPS搭載の動揺補償型ミリ波帯多地点スポットビームアンテナ技術(可動型) |
ウ |
ミリ波帯の電波伝搬損失の補償技術 |
エ |
HAPS向け地上局用アンテナ技術 |
オ |
周波数共用技術 |
移動通信システム |
カ |
高精度時間同期技術 |
キ |
ネットワーク連携干渉回避技術 |
ク |
ネットワーク連携干渉キャンセル技術 |
注1 研究開発課題への提案に当たっては、
各技術課題のいずれか一つ又は複数に提案することができます。また、
各技術課題に対して共同研究による提案も可能であり、技術課題のうち一部の技術についての提案も可能です(次項図参照)。なお、
複数の技術課題に提案する場合は、技術課題ごとに提案書を作成していただく必要があります。その際、それぞれの提案書に提案する技術課題全てを含んだ研究開発体系を記載することができます。
注2 採択後における各技術課題の実施者は、
基本計画書に掲げる研究開発課題の目標を達成するため、かつ、実用的な成果を導出するために必要な共同研究体制又は研究協力体制を構築することとし、
原則として技術課題アの実施者は、研究開発課題全体の取りまとめを行うものとします(ただし、各技術課題の実施者間の調整により変更可能)。なお、
採択件数は、原則として1技術課題当たり1件とします。
(例)技術課題ア、イ、ウがある研究開発課題の場合の提案例
(1)技術課題イ(又はア、ウ)のみ(短点線囲内)でも提案することが可能
(2)技術課題ウ(又はア、イ)のうち一部の技術のみ(長点線囲内)でも提案することが可能
※複数の技術課題に提案する場合、技術課題ごとに提案書の作成が必要
3 公募説明会
研究開発課題の基本計画書の内容及び提案要領等に関する説明会を以下のとおり開催いたします。開催についての詳細は、参加申込者に対して別途御連絡します。
日時:令和2年6月26日(金)15:00〜15:30
形式:Skype for Businessを用いたWeb会議
日程表・申込方法等:
別紙
のとおり
4 応募方法
5 委託先の選定
委託先の選定については、外部評価を行い、その結果を受けて総務省が行います。
6 今後の予定
今後のスケジュールは以下のとおり想定していますが、外部評価の状況等により前後することがあります。
8月上旬 : 外部有識者の評価を実施し、委託先候補となる研究機関を選定
8月下旬 : 採択・不採択通知の送付
9月上旬以降 : 研究委託契約を締結し、研究開発を開始
7 問合せ及び提出先
研究開発課題の内容等に関する問合せ及び提案書の提出は、研究開発課題の担当係宛てにお願いします。
その他、提案書の作成又は応募方法等に関する問合せについては、総合通信基盤局電波部電波政策課開発係宛てお願いします。E-mailによる問合せの場合は、次のアドレス(wireless-rd_atmark_ml.soumu.go.jp (スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「_atmark_」を「@」に変更してください。))にて一括して受け付けています。
【研究開発課題等に関する問合せ及び提出先】
提出先住所:〒100-8926 東京都千代田区霞が関2-1-2 中央合同庁舎第2号館
研究開発課題 |
担当係 |
HAPSを利用した無線通信システムに係る周波数有効利用技術に関する研究開発 |
【固定通信システム】
総合通信基盤局
基幹・衛星移動通信課
振興係
TEL:03-5253-5902 |
【移動通信システム】
総合通信基盤局
移動通信課
新世代移動通信システム推進室
システム開発係
TEL:03-5253-5896 |