平成27年3月9日(月)から同年3月13日(金)までの間、京都市においてAPT無線グループ第18回(AWG-18)会合が開催されます。
本会合は、アジア・太平洋地域における無線通信システムの高度化及び普及・促進を目的とする会合であり、本会合を日本で開催することは、我が国の無線通信システムに関する取組を同地域内の関係者に広く紹介できる大きな機会となり、無線通信分野における我が国の国際的な地位の一層の向上及び国際協調の促進が期待されます。
また、総務省及びAPTは、3月9日(月)午後に「次世代移動通信システム(5G)に関するワークショップ」を開催します。
(1)会合の概要
AWG(Asia-Pacific Telecommunity Wireless Group)は、アジア・太平洋地域内における無線通信システムの高度化及び普及・促進を目的として、同地域内での無線通信システムに関する周波数の調和や標準化等について検討を行う会合です。本会合は、同地域の各国の無線技術の専門家が参加し、年2回開催されており、今回の会合には同地域内の25か国・地域及び世界各国の民間組織・国際機関等から約220名の専門家が参加し、活発な議論が展開される予定です。
なお、日本での開催は、AWGの前身会合であるAWF(Asia-Pacific Telecommunity Wireless Forum)を平成22年3月から4月にかけて東京で開催して以来、約5年ぶりとなります。
(2)開催場所及び日程等
ア 会 場:国立京都国際会館
京都府京都市左京区岩倉大鷺町422番地
イ 日 程:平成27年3月9日(月)から同年3月13日(金)まで
ウ 出席者:各国電気通信主管庁、標準化機関、電気通信事業者、メーカー等国内外の関係者220名程度
(3)会合の主なトピック
本会合では、テラヘルツ波(275GHz以上)を用いた短距離無線通信システムやワイヤレス給電システムに関するレポートの作成をはじめとする各種無線通信システムの周波数、技術、標準に関する検討を行うほか、5Gに関するワークショップを開催します。
<5Gに関するワークショップ>(3月9日(月)午後)
5G導入に向けたアジア太平洋地域における共通認識を醸成するため、国際電気通信連合(ITU)、日本、欧州、米国、中国、韓国及びマレーシアの専門家が参加し、ITU、各国における5Gの研究開発、標準化、実用化状況等について紹介し、今後の5G推進方策等について意見交換を実施します。
(4)展示
次世代移動通信システム、無人飛行機による災害時の無線中継システム、79GHz帯レーダーシステム及び分散アンテナシステム等の無線通信技術に関する最新動向や開発状況について、技術展示等を通じた紹介を行います。
ア 会 場:国立京都国際会館 メインラウンジ
イ 日 程:平成27年3月9日(月)及び10日(火)