報道資料
平成22年10月22日
情報通信審議会   情報通信技術分科会
小電力無線システム委員会
80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件
−情報通信審議会情報通信技術分科会での審議開始及び技術的条件の提案募集−
 情報通信審議会情報通信技術分科会小電力無線システム委員会(主査:森川 博之 東京大学教授)では、平成22年10月21日(木)から、「80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件」の審議を開始しました。
 また、本件審議開始に併せて、小電力無線システム委員会での審議に資するため、「80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件」の提案募集を行います。
1 審議開始の背景等
(1)審議開始の背景
  マイクロ波・ミリ波を利用した無線通信システムは、現在、100Mbps程度の伝送速度を持つものが実用化され運用されています。
  一方、光ケーブルは数百Mbps〜10Gbpsのものが利用されており、このような光ケーブルの敷設が困難な地域などに、比較的柔軟かつ容易に、これに相当する回線構築が可能なシステムの実現が期待されているほか、高精細映像の伝送として、遅延の少ない無圧縮の伝送が可能な1Gbps以上の伝送速度を持つ無線通信システムの実現が求められています。
  このような背景を踏まえ、国内では未だ利用の進んでいない80GHz帯の周波数帯を使用した高速無線伝送システム(
別紙1:利用イメージ)の導入に向け、必要な技術的条件について審議を開始したものです。
(2)審議内容
  「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」(平成14年9月30日付け情報通信技術分科会諮問第2009号)のうち「80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件」について審議を行い、平成23年3月頃に答申を行う予定です。
 
 
2 技術的条件の提案募集
(1)提案募集の概要
   本件審議開始に併せて、小電力無線システム委員会での審議に資するため、「80GHz帯高速無線伝送システムの技術的条件」について、本日から本年11月22日(月)までの期間、提案募集を行います。
(2)募集要領   
別紙2のとおり。 
(3)募集期限
   平成22年11月22日(月)午後5時まで。
 
 
 
 
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