報道資料
平成24年4月25日
情報通信審議会 情報通信技術分科会
移動通信システム委員会
「マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件」及び「次世代高速無線LANの導入のための技術的条件」に関する提案募集
情報通信審議会 情報通信技術分科会 移動通信システム委員会(主査:安藤 真 東京工業大学大学院 理工学研究科教授)では、平成24年4月18日(水)から、「マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件」及び「次世代高速無線LANの導入のための技術的条件」の検討を開始しました。
その調査・検討に資するため、「マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件」及び「次世代高速無線LANの導入のための技術的条件」について、平成24年4月26日(木)から同年5月25日(金)までの間、技術的条件の提案募集を行います。
1 審議の背景等
○ マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件関係 (1)審議の背景
我が国では、マイクロ波帯を用いたUWB無線システムについて、平成18年に通信用途のUWBシステムの技術的条件、平成21年にUWBレーダーシステムの技術的検討を行い、必要な制度整備を行ってきました(
別紙1:利用イメージ
参照)。今般、伝送速度が低くかつ測距・測位を目的としたセンサーネットワークとしてのUWB無線システムを利用する国際的ニーズの高まりや国際標準化の検討も進められているところです。この国際標準化の動きや国内利用者のニーズ等を踏まえ、伝送速度が低くかつ測距・測位を目的としたUWB無線システムの導入に向け、必要な技術的条件について検討を開始したものです。
(2)審議内容
「UWB(超広帯域)無線システムの技術的条件」(平成14年9月30日付け 諮問第2008号)のうち「マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件」について審議を行い、情報通信技術分科会において、平成25年6月頃に答申を行う予定です。
○ 次世代高速無線LANの導入のための技術的条件関係(1)審議の背景
近年の無線LANの普及はめざましく、生活をより快適にしています。その一方で、無線LANに対する期待は、「伝送速度に関わらず、つながれば便利」から「高速でつながる」や「家中どこでもつながる」に変化しています。また、無線LANの国際的な標準化活動においても、より高速なIEEE802.11ac規格(802.11n規格の5GHz帯での更なる高速化)の制定に向けた検討が進められています。このような動向等を踏まえ、今回、1Gbpsの伝送速度を目標とする5GHz帯における次世代高速無線LAN(802.11ac準拠)(
別紙2:利用イメージ
参照)の導入に向け、必要な技術的条件について検討を開始したものです。
(2)審議内容
「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」(平成14年9月30日付け 諮問第2009号)のうち「次世代高速無線LANの導入のための技術的条件」について審議を行い、情報通信技術分科会において、平成24年10月頃に答申を行う予定です。
2 技術的条件の提案募集
(1)提案募集の概要
移動通信システム委員会での検討に資するため、「マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件」及び「次世代高速無線LANの導入のための技術的条件」について、平成24年4月26日(木)から同年5月25日(金)までの期間、提案募集を行います。
(2)募集要領
別紙3
のとおり(マイクロ波帯を用いた通信用途のUWB無線システムの新たな利用に向けた技術的条件関連)
別紙4
のとおり(次世代高速無線LANの導入のための技術的条件関連)
(3)募集期限平成24年5月25日(金)午後5時まで。
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