電気通信業務用災害対策用可搬型無線システムは、非常災害時等の臨時電話回線等に有効活用されていますが、東日本大震災以降も甚大な災害が発生しており、迅速かつ正確な情報収集の重要性が増しています。そのため、現在、アナログ方式のため利用形態が電話のみに限られている当該システムについて、今後、デジタル化を行うことで、避難所におけるデータ通信や災害現場からの画像伝送など、災害時における通信手段の高度化に向けた取組が必要となっています。 このような背景を踏まえて当該システムの高度化を実現すると共に、高度化に伴う狭帯域化により、当該周波数帯域において公共業務での利用が可能となるよう、技術的条件の検討を実施することとします。
400MHz帯災害対策用可搬型無線システムの高度化等に係る技術的条件及び他システムとの共用条件等について検討を行い、情報通信技術分科会において、平成28年1月を目途に一部答申を行う予定です。
陸上無線通信委員会での検討に資するため、「400MHz帯災害対策用可搬型無線システムの高度化等に係る技術的条件」について、平成27年6月12日(金)から同年7月13日(月)までの期間、技術的条件の提案募集を行います。
別紙のとおり。
平成27年7月13日(月)17時必着。