報道資料
平成25年6月14日
情 報 通 信 審 議 会
情報通信技術分科会
陸上無線通信委員会
「業務用陸上無線通信の高度化等に関する技術的条件」(諮問第2033号)のうち、「60MHz 帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化」及び「150/260/400MHz 帯業務用移動無線の周波数有効利用」についての関係者からの提案募集
情報通信審議会 情報通信技術分科会 陸上無線通信委員会(主査:安藤 真 東京工業大学大学院 理工学研究科教授)では、「業務用陸上無線通信の高度化等に関する技術的条件」(諮問第2033号)のうち、「60MHz帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化」及び「150/260/400MHz帯業務用移動無線の周波数有効利用」について検討するため、平成25年6月6日から検討を開始しました。
その調査・検討に資するため、「60MHz帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化」及び「150/260/400MHz帯業務用移動無線の周波数有効利用」について、平成25年6月15日(土)から同年7月5日(金)までの間、提案募集を行います。
1 検討の背景等
○60MHz 帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化関係
(1) 検討の背景
同報系防災行政無線は、避難場所、防災拠点や各家庭に音声の防災行政情報を伝える重要な手段となっています。さらに、双方向通信、データ通信等を可能とし、画像による災害情報の収集、避難場所等との情報交換、文字表示板による防災行政情報の周知などにも活用するため、多様なニーズに対応可能なTDMA方式デジタル同報系防災行政無線が導入されています。
今般、地方公共団体からは、同報系防災行政無線の整備のために低廉な通信方式の追加の要望が高まっています。
(2) 審議内容
60MHz帯デジタル同報系防災行政無線システムについて、新たな方式を導入するための技術的条件について検討を行い、情報通信技術分科会において、平成25年12月頃に答申を行う予定です。
○150/260/400MHz 帯業務用移動無線の周波数有効利用関係
(1) 検討の背景
150/260/400MHz帯業務用移動無線は、自動車運送、警察、消防、防災行政、鉄道等の様々な分野で、音声通信、データ伝送等に活用されています。
特に150/400MHz帯は、音声中心のアナログ方式から、周波数の利用効率に優れ、データ伝送が容易で、情報セキュリティが向上する等の特長を持つデジタル方式への移行が進展しつつあります。
業務用移動無線は、震災等を契機に、その重要性、活用方法等が見直されており、今後、通信需要の増大も考えられるところです。
(2) 審議内容
デジタル化に当たっての課題、新たな周波数有効利用方策等を検討し、さらなる有効利用を図るための技術的条件について検討を行い、情報通信技術分科会において、平成26年3月頃に答申を行う予定です。
2 技術的条件の提案募集
(1) 提案募集の概要
陸上無線通信委員会での検討に資するため、「60MHz帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化」及び「150/260/400MHz帯業務用移動無線の周波数有効利用」について、平成25年6月15日(土)から同年7月5日(金)までの間、技術的条件の提案募集を行います。
(2) 募集要領
別紙1
のとおり(60MHz帯デジタル同報系防災行政無線の低廉化関係)
別紙2
のとおり(150/260/400MHz帯業務用移動無線の周波数有効利用関係)
(3) 募集期限
平成25年7月5日(金)午後5時まで。
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