報道資料
平成24年4月11日
700MHz帯を使用する特定基地局の開設に関する指針案及び
700MHz帯を使用する移動通信システムの技術基準等に係る省令・告示案
に係る意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申
総務省は、700MHz帯を使用する特定基地局の開設に関する指針案(3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設に関する指針の一部を改正する告示案。以下「開設指針案」という。)及び700MHz帯を使用する移動通信システムの技術基準等に係る省令・告示案(以下「省令・告示案」という。)について、平成24年3月1日から同年3月30日までの間、意見募集を行ったところ、それぞれ19件ずつ意見の提出がありましたので、提出された意見及びそれらに対する総務省の考え方を併せて公表します。
また、当該意見募集の結果を踏まえ、開設指針案、無線設備規則の一部を改正する省令案及び周波数割当計画の一部を変更する告示案について、本日、電波監理審議会(会長:前田 忠昭 東京瓦斯株式会社顧問)に諮問したところ、原案を適当とする旨の答申を受けました。総務省では、本答申を踏まえ、速やかに制度整備を行う予定です。
1 開設指針案及び省令・告示案の概要等
(1) 開設指針案について |
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概要は別紙1 、骨子は別紙2 のとおりです。また、既存無線局(FPU及び特定ラジオマイク)の周波数移行に関する費用負担についての参考資料は別紙3 のとおりです。
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(2) 省令・告示案について |
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ア 700MHz帯を使用する移動通信システムの技術基準に係る制度整備 |
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本年2月17日における700MHz帯を使用する移動通信システムの技術的条件に係る情報通信審議会の一部答申を踏まえ、無線設備規則等の関連する省令・告示の改正を行います。 |
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イ 周波数割当計画の一部変更 |
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諸外国の周波数割当と調和した携帯電話用周波数を最大限確保するため、新たに700MHz帯(718-748MHz/773-803MHz)に携帯電話用の周波数を割り当てます。また、770-806MHz帯を使用するFPU及び特定ラジオマイクの周波数移行を図るため、1240-1300MHz及び2330-2370MHzをFPU、470-714MHz及び1240-1260MHzを特定ラジオマイク用の移行先周波数として新たに割り当てるための周波数割当計画の変更を行います。 |
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ウ その他所要の規定の整備を行います。 |
2 意見募集の結果等
電波監理審議会の諮問に当たっては、開設指針案に対する意見募集において、地上デジタル放送のブースター障害等の防止又は解消に当たり、認定開設者と放送事業者との間での連絡・調整を行うことが肝要との意見が提出されたこと等を踏まえ、規定の明確化のため、開設指針案の一部を修正しております(修正後の開設指針案は
別紙4
のとおり)。
提出された主な意見に対する総務省の考え方は、開設指針案については
別紙5
、省令・告示案については
別紙6
のとおりです(提出された意見一覧は、開設指針案については
別紙7
、省令・告示案については
別紙8
のとおり)。
3 電波監理審議会からの答申
本日、開設指針案、無線設備規則の一部を改正する省令案及び周波数割当計画の一部を変更する告示案について電波監理審議会に諮問したところ、これらの案を適当とする旨の答申を受けました。
4 今後の予定
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