*1 IMT-2020
“International Mobile Telecommunications-2020”(国際移動通信2020)の略。いわゆる5G。
*2 無線インタフェース
通信方式や多重化方式、多元接続方式、変調方式などを定めた無線通信の方式のこと。
3Gにおいては、以下の六つがITU-R勧告M.1457として勧告されている。
- IMT-2000 CDMA Direct Spread (日本・欧州提案、W-CDMA)
- IMT-2000 CDMA Multi-Carrier (米国提案、cdma2000)
- IMT-2000 CDMA TDD (中国等提案、TD-CDMA、TD-SCDMA)
- IMT-2000 TDMA Single-Carrier(米国提案、EDGE)
- IMT-2000 FDMA/TDMA (欧州提案、DECT)
- IMT-2000 OFDMA TDD WMAN (IEEE提案、Mobile WiMAX)
4Gにおいては、以下の二つがITU-R勧告M.2012として勧告されている。
- LTE-Advanced (3GPP提案)
- WirelessMAN-Advanced (IEEE提案、WiMAX2)
“RIT”は、”Radio Interface Technology”(無線インタフェース技術)の略。
“SRIT”は、”Set of RIT”(Set of Radio Interface Technologies)の略。
*3 3GPP
“3rd Generation Partnership Project”(第3世代パートナーシッププロジェクト)の略。3G以降、移動通信システムの仕様を検討・策定することを目的として1998年に設立された日米欧中韓印の標準化機関(SDO)によるプロジェクト。
今回のITU-R勧告における3GPPの技術仕様の対象は、リリース15及び16。
なお、我が国の提案は3GPPの提案技術に含まれており、中国、韓国からの提案は、ITUにおける勧告案の編成過程において3GPPの提案技術と同等であるとして、3GPPの提案に組み込まれている。
また、インドTSDSIの提案技術については、3GPPの技術仕様とは一部互換性がない部分があったため、ITU-R勧告に別の無線インタフェースとして反映されることとなっている。
*4 標準化機関(SDO:Standards Development Organization)
標準規格の策定を行う機関。3GPPに参加するSDOは、ATIS(米国)、ETSI(欧州)、CCSA(中国)、TSDSI(インド)、TTA(韓国)、一般社団法人電波産業会(ARIB)、一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)の計7機関。