1 背景・目的
自動運転時代に向けて、情報通信技術を活用した高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)、特に、車と車、車とインフラなど車とさまざまなモノとの通信(Vehicle to everything:V2X通信)への期待が高まってきており、世界的にも、欧州・米国を中心として、V2X通信の実利用に向けた検討が活発に進められている状況です。
我が国においても、V2X通信については、国際電気通信連合(ITU)における国際的な議論などを踏まえ、周波数再編アクションプランにおいて、既存のITS用周波数帯(760MHz帯等)に加えて、5.9GHz帯の周波数の具体的な利用方策等について検討を行うこととしています。
このような観点から、我が国における自動運転の早期実現に向けた環境・制度整備の状況などを踏まえ、自動運転時代の“次世代のITS通信”の在り方について検討することを目的として、本研究会を開催します。
2 主な検討事項
(1)自動運転時代の“次世代のITS通信”で実現するユースケース
(2)V2X通信と携帯電話網(V2N通信)との連携方策
(3)5.9GHz帯V2X通信向けの割当方針(案)、導入ロードマップ(案)
(4)導入に向けた将来の課題、その他の推進方策 等
3 構成員
4 開催日時等
第1回会合は、令和5年2月16日(木)に開催し、以降順次開催の上、令和5年夏頃を目途に中間とりまとめを行う予定です。