電波環境協議会(注)では、医療機関における電波利用推進部会を設置し、「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」等を公表しており、総務省は、厚生労働省とともにこの活動に対し、積極的に支援しています。
本日、この手引きの周知啓発を目的として、動画及びe-learning教材が公表されましたのでお知らせします。
1 概要
医療機関では、医用テレメータや無線LAN、携帯電話などの電波を利用する機器の活用が進んでいます。また、患者やお見舞いなどで病院を利用する方々も院内で携帯電話等を利用したいというニーズが高まっています。一方で、適切に電波の管理等がなされない場合には、医療機器等に関するトラブルが発生する恐れがあります。
そこで、電波環境協議会において、平成27年9月に医療機関における電波利用推進部会が設置され、医療機関における適正な電波利用の実現に向けた検討が行われ、平成28年4月には「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」が公表されました。
今般、本手引きの周知啓発を目的に、手引きの内容を紹介した動画及びe-learning教材が公表されましたのでお知らせします。
2 動画等の概要
動画は、電波利用機器のトラブル事例や対応策等を分かりやすく紹介しています。また、e-learning教材は、電波利用機器の基本知識やトラブル事例等を学ぶ「基礎編」、具体的なトラブル対応策など詳細な内容まで学ぶ「応用編」で構成されています。なお、基礎編は看護師等、応用編は臨床工学技士等による受講が想定されています。
動画及びe-learning教材については、電波環境協議会のウェブページ(http://www.emcc-info.net/info/info300410.html)を御覧ください。
【関係報道資料】