総務省では、令和元年度予算 IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)に係る提案の公募を行い、外部有識者による評価会の結果を踏まえ、委託先候補を決定いたしました。
1 事業概要
本事業は、様々な用途・環境で用いられるIoTシステムを用いた地域での実証を通じて、それぞれの場面に応じたIoTシステムで用いられる電波の特性を明らかにし、IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資する電波の効果的な使用方法等の知見をとりまとめることで、電波の能率的な利用等に関する利用者のリテラシー向上を図り、「Society5.0」の実現に寄与することを目的とした事業です。
具体的には、様々な環境におけるIoTシステムに関し、電波の能率的な利用を確保するため、適切な電波強度、システムの整備方法、コスト及び電波利用環境構築のデータ等を収集してガイドライン等としてとりまとめることに資する、地方公共団体、民間企業、大学、NPO法人等から成る地域の主体が行うIoTシステムの実証事業を行うものです。
2 決定内容
平成31年3月15日(金)から同年4月12日(金)まで公募を行ったところ、21件の提案がありました。今般、
別紙1
の構成員から成る「『IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)』の評価に関する会合」における評価を踏まえ、以下の6件を委託先候補として決定しました。 なお、現時点の各委託先候補の提案の概要は
別紙2
、「IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)」の概要は
別紙3
のとおりです。
3 資料の入手方法
別紙1、別紙2及び別紙3の資料については、総務省ホームページ(http://www.soumu.go.jp)の「報道資料」欄に、本日(21日(金))14時を目途に掲載するほか、総務省情報流通行政局情報流通振興課(総務省11階)において閲覧に供するとともに配布します。
No |
代表提案者 |
事業名 |
主な実施地域 |
1 |
国立研究開発法人防災科学技術研究所 |
Society5.0社会実現に向けた多様な自然環境下でのIoTの適切な利用環境の構築事業 |
北海道標津町他 |
2 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所 |
微気象ネットワークを活用した梨ナビゲーションシステム構築・普及事業 |
千葉県千葉市他 |
3 |
Wireless City Planning株式会社 |
自律走行ロボットエレベータ連携実証事業 |
東京都港区 |
4 |
三条市 |
熟練技術の継承に資する指導用システムの構築と評価 |
新潟県三条市 |
5 |
株式会社Future Dimension Drone Institute |
中山間地域における大型ドローンの目視外・補助者なしによる安心・安全かつ効率化されたIoTシステム構築実証 |
岡山県和気町 |
6 |
アイオーネイチャーラボ株式会社 |
シカ等侵入防護柵の点検自動化に向けたIoTシステムの実証事業 |
宮崎県東臼杵郡美郷町 |
【参考】
・平成31年度 IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)に係る提案の公募
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu02_04000325.html