1 事業概要
本事業は、様々な用途・環境で用いられるIoTシステムを用いた地域での実証を通じて、それぞれの場面に応じたIoT
システムで用いられる電波の特性を明らかにし、IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資する電波の効果的な使用
方法等の知見をとりまとめることで、電波の能率的な利用等に関する利用者のリテラシー向上を図り、「Society5.0」の
実現に寄与することを目的とした事業です。
具体的には、様々な環境におけるIoTシステムに関し、電波の能率的な利用を確保するため、適切な電波強度、
システムの整備方法、コスト、電波利用環境構築のデータ等を収集してガイドライン等としてとりまとめることに資する、
地方公共団体、民間企業、大学、NPO法人等から成る地域の主体が行うIoTシステムの実証事業を行うものです。
2 決定内容
令和2年3月9日(月)から同年4月10日(金)まで公募を行ったところ、17件の提案がありました。
今般、
別紙1
の構成員から成る「『IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築(IoT利用環境の
適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)』の評価に関する会合」における評価を踏まえ、
以下の4件を委託先候補として決定しました。
なお、各委託先候補の提案の概要は
別紙2
、「IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築
(IoT利用環境の適正な運用及び整備等に資するガイドライン等策定)」の概要は
別紙3
のとおりです。
(委託先候補一覧:応募順)
No |
代表提案者 |
事業名 |
主な実施地域 |
1 |
国立大学法人鹿児島大学 |
森林境界明確化のための高画質中継による
遠隔合意形成事業 |
鹿児島県垂水市 |
2 |
国立大学法人愛媛大学 |
洋上を現場とするIoT機器・サービス実現のための電波特性試験事業 |
愛媛県
宇和島市 |
3 |
十勝農業協同組合連合会 |
多頭数放牧牛管理に資する省電力IoTシステム実用化事業 |
北海道
広尾郡 |
4 |
株式会社
音力発電 |
海上における完全自立式メンテナンスフリー「自己発電型IoTセンサ」の適正利用環境の構築事業 |
沖縄県
久米島町 |
【参考】